2012年1月31日火曜日

オダ置き場を作り替える

刈り取った稲を天日で乾かすという稲作に拘っていることは、何回か記した。


稲の天日干しにはオダアシ(脚の部分)とナガラ(棹の部分。長柄と書くのだろうと思う)が必要で、これらを万全の態勢で揃えておくことも大切な作業である。
そしてそのメンテナンスも冬場の作業だ。
オダアシとナガラ(棹)
これらの部材は、稲刈りのときに都度田んぼへ搬入して組み立てるのであるが、これが甚だ重労働である。
作業負担のうち、運搬負担を軽減するために、この部材を田んぼの畦などに簡易小屋を作って保管もしている。
自宅から離れた田んぼや運搬車量の搬入路が狭い田んぼなどでは、一般的な保管方法だ。

今年は、この簡易小屋の建て替えを行った。
十数年あるいは二十数年に一回の建て替え(・・なにか伊勢神宮の式年遷宮のようだ)である。
立て替える小屋。屋根のトタンも錆びてボロボロ
土台も柱の下部も腐って全体が傾いている
なにしろ、野外の吹き曝し状態で過酷な環境にある小屋である。
柱の根元などは腐り易い。再利用しているトタン屋根も錆びてボロボロになる。

あまり立派な造作にする必要もないが、重量には耐える作りが求められる。
別な位置に立て替えた小屋
正真正銘の掘建て小屋である。
横幅8・5メートル、奥行き1・8メートル、高さ2・5メートル。
掘建て柱が8本、屋根にトタン14枚。
これだけのモノであるが、基礎にコンクリート片を埋め、水平をとりながら作る作業はなかなか難しいのであるが楽しくもある。

延べ作業日数は4日ほど。
新旧対比
入れ替え終り
これで秋の作業が格段にやり易くなる
手作り感溢れる小屋である。かなり満足な出来である。
手元にあるバラバラ材料・廃材などで作るので、柱は丸かったり四角だったり。
なかなか計画通りには行かず、末端などは隙間が開いたり、ズレたりしている。
これもまたよしだ。機能性重視。

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