だいぶ日没が遅くなった。はっきりと分かる。
JR水郡線の玉川村駅発の下り列車は、16時57分発。ほぼ夕方5時だ。
この下りの汽車がどれくらい暗い中で通過するかが、体で感覚的に感じる陽の長さ・日没時刻の変化と言ってよい。
西の空が夕焼けで朱色に染まる頃、宵の明星がひときわ明るく光り輝く。
そして完全に暗闇となり、しばらくすると冬の星座の代表格であるオリオン座が南の空に昇ってくる。
オリオン座を含めた冬の大三角形。
この時期の冷たい夜空を見上げると、容易に見つけられる。
かつて中学の音楽の時間に習った曲であったろうか、「冬の星座」のメロディーを思い出す。誰しも一度は口ずさんだことがあるだろう。
. 冬の星座
堀内敬三訳詞・ヘイス作曲
木枯らしとだえて
さゆる空より
地上に降りしく
奇(くす)しき光よ
ものみないこえる
しじまの中に
きらめき揺れつつ
星座はめぐる
ほのぼの明かりて
流るる銀河
オリオン舞い立ち
スバルはさざめく
無窮(むきゅう)をゆびさす
北斗の針と
きらめき揺れつつ
星座はめぐる
キーンと冴えた冬の夜空。
星座にまつわる古代神話は知らないが、カシオペア座と北斗七星とこの星座だけはすぐ分かる。
オリオンは冬を感じさせる特別な星座だ。
写真左下はJR玉川村駅 右上・電信柱上部に宵の明星金星が輝く 今夜も冷えそうな予感だ |
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