2012年10月19日金曜日

キノコ・キノコ 

10月も半ばを過ぎ、空気がヒンヤリとしてきた。
大気は澄んで清々しい。
暑くもなく寒くもない、一年で一番野外での活動がし易い時季だ。

人によって、暑さ寒さにそれぞれ強い弱いはあっても、所詮生身の人間であるからにして、このような季節が最も生理的にも快適に決まっている。
どうやら、キノコのシイタケも同じのようだ。
ホダ木から、一斉に出始めた。

         

昨年から始めたキノコ栽培(の真似事)だ。
あの東日本大震災のすこし前、まだ寒い時分に原木に菌を打ち込んだ。
梅雨の頃まで、ホダ木に菌を蔓延させるための手元管理をしたのち、林の中やシイタケ小屋の中に並べた。
あれから2回の夏を経過。
ここのところの大気温の低下と雨により温度・湿度の条件が揃ったのであろう、一斉にシイタケが出てきた。まさに教科書通りだ。

軸も太く、ホダ木から剥がすのも力が要るくらい石突きはしっかりとしている。
傘の開き具合もちょうど良い、なんとも肉厚なシイタケだ。

煮て良し、焼いて良し、炒めて良し。
いろいろな食べ方があるが、ここはやはりシンプルに網焼きにして、マヨネーズを乗せポン酢をつけて熱いうちにガブリと食らいつくのが一番美味いのではないかと思う。
焼きすぎると水分とともに旨味が飛んでしまう(ような気がする)。

ヒダのあるほうを日光に当てて干したシイタケは栄養価(ビタミンD)が飛躍的に増えるうえに、旨味も増す(⇨うまみ成分グアニル酸が10倍近くも増)という。
 詳細 ⇨ シイタケその健康効果

         

生産者は採りたてのシイタケを味わえるという嬉しい特権が与えられている。
これもまた美味しさは格別。瑞々しくて香りも良い。

シイタケに含まれるレンチナンという成分は、抗がん剤として1985年に厚生省(当時)から認可を受けた歴っとした臨床薬で、傘が開き始める頃が一番含有率が高いということだ。

難しいことは差し置き、(クドいようだが)個人的には採りたてをシンプルに網焼きして、熱々のうちにマヨネーズ+ポン酢、これが最高だと信じて疑わないワタクシである。
ホダ木の蔭になっていて見過ごし、大きくなり過ぎたもの。
15センチある大型シイタケ
これはこれで食べ応えがある逸品である
傘はツヤツヤしてしっとりとしている
キクラゲも続々と生えてきている。
今までが高温すぎたり、乾燥し過ぎていたのであろう。
やっとまともな大きさのものを収穫できるようになった。

こちらのほうは洗ってすぐに天日干しし、カラカラにして保存している。
のちのちいろいろな料理に使ってみたい。
採りたてキクラゲ
プリプリした厚めの逸品だ

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