2014年12月29日月曜日

モミジ・カエデの実生苗を集める

紅葉が本格的になる前のことだが、かねてより目星をつけていた近所の見事な『モミジ』や『カエデ』の樹の下で、野生の実生苗を集めた。
いま整備を進めている『玉川桜山』に植えるためにだ。
我が家の山の一角を『春の桜、秋の紅葉』の山=玉川桜山に作り替える、長期のプロジェクトだ。
  関連の過去のブログ ⇒ 2013/5/26ブログ

桜はすでに四年前から苗木を手当てしてきており、もう100本以上は植樹している。
山を彩る双璧としてのモミジ・カエデ植樹・・・なのである。
すでに数年前からいろいろな場所からモミジ・カエデの種子を拾ってきては発芽させるべく、ポットに蒔いてきた。ただあまり発芽率が芳しくなくて、思うように苗が増えないのが現状だ。
そこで、これはと思う見事な樹を目星つけておいて、葉が色づき始めたころにその木の周辺に入り込み、野生の苗を見つけては集めているという訳だ。
         
このような小さな実生苗を集めては鉢植えして育てている
紅葉が進んで葉が落ち始めると、苗の葉っぱと落ち葉とが区別つかなくなるので、紅葉のはじめ頃が一番見つけやすい。紅葉の前の時期も、辺りの緑色に紛れて見つけにくい。
こうやって収集しているチビ苗、まだ10cmほどのヒョロヒョロだが一丁前に立派な葉をつけている。
いまこれらの苗は、大きめのものは我が家の畑の一角に直植えし、小さなものは植木鉢に植えて手入れしている。


あと2~3年もすれば背丈も伸びて、山に植えても根付いてちゃんと成長できるようになる。
         
紅葉が見事な寺社仏閣の庭園などは、モミジ・カエデをわざわざそこに植えて管理してきたために、いまの素晴らしい景観となっている。近いところでは大子町の永源寺などはその典型だ。
先月訪ねた大子町の永源寺のこの紅葉は見事だった
我が家の山もこんなふうにしてみたいものだ

京都の名だたる名庭園などは、名庭師が眺めを十分に計算しつくしたうえで、植栽し剪定してきたのだろう。
そんなレベルには到底及ばないが、少しでも真似てみたいと思う。
モミジやカエデに一面が彩られる山にしたい。50年後の姿を夢見ることは楽しい。
このようにして、将来の眺めを計算して、今『わざわざ』植えてゆかないと、モミジやカエデのたくさん生えている山などは決して実現しない。

これらの苗はあと10年たってもまだ人の背丈ほどかもしれないが、色づく葉っぱは十分に鑑賞に堪える。そんなモミジ・カエデが至る所に植えられていて、人の目を楽しませてくれる山になっているはずだ。
         
これ以外の苗を増やす方法として挿し木があるが、モミジやカエデの挿し木は成功率が低いと言われる。
ネットで調べても、成功率は低いが数多く撃てば当たるからやってみろ・・的なことが書いてある。
実は、この挿し木も試みているのである。詳細は別の機会に記したい。
モミジやカエデの実生苗コレクションの今の様子

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