ホームにかかる歩道橋はSLの煙突の真上だったこともあり 煤で真っ黒になっていた |
とにかく、連日の傍若無人の振舞いの撮り鉄や、彼らの路駐の酷さに辟易していたこともあり、家にいてもストレスになるだけだと思ったためである。2年前もイライラしっ放しだった。
当日は家人もそれぞれ皆用事があったようで、下りSLの時間帯は完全に我が家は留守になった。
家の侵入路に『立ち入り遠慮ください』の貼紙だけはしておいたのだが、果たしてどうだったろうか。
毎日一部始終を見てきたのだが、そのご苦労には頭が下がる思いだ。
そんな苦労も、無礼な撮り鉄の目には一切入らぬのかもしれぬ。
己の立ち位置とファインダーしか見ていないのだから。
(彼らの撮影機材の記憶メディアにはSLの雄姿が記録されたのだろうが、心の記憶には何が記録されているのか知りたいところだ)
中でも一番現場でご苦労されたのは、警備ご担当者の皆さんではなかったか。
午前8時。列車到着の一時間以上前から陽も当たらぬ線路脇に立ち、警備されていた。
あたりは一面霜で真っ白の中である。
毎日遠くからだが声援を送り、首を垂れた。
午前8時。警備員が警備に立ち始める。 上りのSLが来るまでまだ一時間以上ある。 この場所に陽が当たるのはSLが通過するころだ。 |
一部の不心得な撮影者から罵声を掛けられた場面も見かけたが、淡々と忠実に警備を続けておられた。
ここにも警備員としての立派な矜持があったように思う。
とにかく玉川村駅では特段トラブルもなく運行が終了したのは、この方々のお陰である。
彼らこそが、真の立役者ではなかったか。
昨日(12/7)の朝8時の外気温はマイナス6℃だった。 とにかくこの地は寒いのである。 |
畑の表面も白菜の葉も霜で真っ白く。 毎朝こんな風だ。 |
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