2014年8月29日金曜日

little forest

「little forest 夏・秋」なる映画が明日8月30日に公開されるという。

都会で自分の居場所を見つけることのできなかった橋本愛演じる主人公“いち子”が、故郷の山村・小森に帰り、様々な恵みを与える一方で厳しさも見せる大自然の中、自給自足の生活をしながら、生きる力を充電していく物語、とある。
生きるために食べる。そして食べるために自分で作る。”がテーマだそうだ。

HPにある予告編を見ただけだが、単なる田舎暮らしバンザイ!だったり、季節の美しい自然風景の中でのありきたりの話ではなく、「農」や「食」や「生」をテーマにした強いメッセージを発しているような映画と見受ける。テーマから推察して、なかなか良さそうな感じがする。
たまには映画も見てみたいと思うのだが、この映画は茨城県ではつくばの映画館でしか上映しない。残念だが見る機会は恐らくないだろう。
         
昨今、テレビを見ていてもお笑いタレントやら俳優やらが田舎に出かけて、地元の名物を食べては、はしゃぎながら「美味し~い❤」とか「うまい!」としか言わない(言えない)ような、ツマラナイ番組が多い。都会の人が見てキレイだと思う視点でしか自然の風景は撮影しない。
企画番組であるので仕方ないとは思うが、自然や田舎そのもの、そこに住み生活している人たちが妙に誤解されかねないような番組映像や編集があまりに多い。
TBSテレビの金スマ・ひとり農業のような域になると、生々しい厳しさもありのままに紹介されてはいるが、それでも地元民からすると不満が無い訳ではない。

もしかしたらきっとこの『little forest』にもそんな部分があるのかもしれないが、あまりチャラチャラした内容ではなさそうだ。
         
誰が何と言ったって、生きるために食べるのである。食べるために自分で作るのである。これは真理だ。
小難しい哲学やら深い思索は、残念ながら、いらないのである。

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