2014年8月10日日曜日

蓮三徳

古代ハスが次々と花を付けている。
先日確認した段階では25個であったが、さらに増えていて40に届こうとしている。
勢いが止まらない。
田の緑の中にあちこちにピンクのハスの花。まだしばらくは楽しめそうだ。

せっかくなので、田んぼ脇に説明板を立てててみた。

少しでも道行く人に関心を持ってもらえ、心なごんでもらえたら嬉しい。
仏教でいうところの『蓮の三徳』にあやかって。。

         

<< 蓮三徳 >>
蓮は仏教において尊ばれている花だが、それは蓮には他の花と違った3つの徳があるためである。
①汚泥不染(おでいふぜん)
  蓮は泥の中に生まれても、少しも泥に汚れることなく清らかである。
  葉・花弁に泥は全く付かない。
②種子不失(しゅしふしつ)
  蓮の種子は何年たっても腐らずに生き続け、発芽する条件が満たされた時には必ず花を咲かせる。
③華果同時(かかどうじ)
  花が散ってから実を結ぶ他の花と違い、蓮は開花するときに同時に実ができていること。

以上を「蓮の三徳」と言う。

         
仏の教え、なんとなくわかったようなわからぬような。。
ネットで検索しても愚者にはさっぱり分からぬ。
最初の徳は、泥が周囲の環境や自分自身の煩悩で、それに染まらない清らかな心を持とうということか。あるいは汚れた世界に生まれてもそれに染まることなく清らかな心を持てるということか。
そして次の徳は、今は迷いの中にあっても時が来れば必ず悟りの心を得るということか。あるいは人の心の奥に秘められた清らかな心・魂も蓮の種子のように永遠になくならないということか。
最後の徳こそ難解だ。物事を分かったつもり・理解したつもりになっただけではだめで、行動に移してこそということだろうか。正しく生きようと思いたったときに仏の境地を得ているということか。
         
仏教では、清らかな蓮の花は無言のうちにこのような徳を教えようとしてくれているのだが、それを感じとるべきわが身はまだ現世の煩悩の中で悶々としている。
悲しいものだ。
            三徳を わが身に賜へ 古代ハス 

0 件のコメント:

コメントを投稿