2014年4月22日火曜日

ニホンミツバチ誘引の新兵器 その効果は絶大だった

今年のニホンミツバチ捕獲の施策の第5、とっておきの新兵器投入の報告である。

結論から言うと、今までの苦労は何だったのかというほど、このアイテムでは絶大なニホンミツバチ誘引効果が確認された。
その名は『日本蜜蜂誘引剤』。そのものズバリだが、なんとも素晴らしいアイテムである。
その商品内容については次のHPに詳しいので割愛するが、とにかく効果は覿面である。
    詳しくはこちら ⇒  蜜蜂誘引剤の販売
         
ぬか喜びさせた出入りミツバチが居なくなって2日。それはそれは落胆していたのである。
A~E館のいずれもが寒々しい空家。
それを見るにつけ、ニホンミツバチの気持ちを推し量ることの難しさを痛感したのである。

HPでこの『日本蜜蜂誘引剤』の販売を知って、とにかく飛びついた。
今年の4月から販売開始とある。これは試さねばなるまいと、すぐさま申込みし送ってもらった。
プラスチックのシャーレの中に、何本かの筋が見える。
これが誘引剤を塗った部分である。
(裏の四角は黄色い紐を留めている粘着テープ)
この誘引剤、値段は張るもののほぼ同額のキンリョウヘンを購入し育てて花を咲く時期の調整に苦労し、花の咲いている期間も限られる・・・などの管理労力・咲かないリスク負担・実質的効用時間数(誘引剤は45日間効力が持続するとある。キンリョウヘンの花はこんなには咲き続けはしない)などの点を考えればCP(コストパフォーマンス)はかなり高いだろう。入居し定住するかどうかはキンリョウヘンを使っても同じ。呼び寄せる能力は同じとしても、トータルでは軍配は誘引剤に上がるのではないか。それほど素晴らしいものがあると思う。
科学の成果、と言っても過言ではない。

ここは金額負担感よりも、短期間の勝負であることから、いかに効率的かつ確実にニホンミツバチを呼び寄せるか、であると考えた次第だ。
普段は効率性や科学技術の積極利用等には批判的な小生だが、この部分についてだけは考えを改める。かなりご都合主義だが・・。
             
設置するまで全くハチの姿が周囲に見当たらなかったのだが、この誘引剤を巣箱入口に掛けて10分ほどで、数匹のニホンミツバチの飛来があり、その後は次第に数が増えていった。まさに驚異的といっていい。
小躍りしたのは言うまでもない。
ある程度飛来数が増え、巣箱への出入りが増えたところで、誘引剤を次の巣箱へと移した。購入した2個の誘引剤をくりまわし、A~Eの5館すべてに掛けたのだが、そのいずれも同じ結果で、見事にハチを呼び寄せることができた。
(本来F館までの6館あるのだが、F館は知人に貸し出し中のため、現在は5館)

不思議なことに、シャーレの中の誘引剤そのものには群がらない。(この点、キンリョウヘンの花には直接群がるのとは異なり対照的だ)。
誘引剤に誘われて飛来し、適当な巣箱の入り口があると、どうやらそこに入りたくなるらしい。今回の5館はいずれも蜜蝋を塗ってあるし、巣クズは入り口にたんまり置いてあるので、尚更だったのかもしれない。
複合的な対策が奏功したのだと思いたい。

         
以下、その(衝撃の)映像である。
くどいようだが、どの巣箱も誘引剤を掛けるまで全く周囲にミツバチの姿は全くなかったのに、である。

A館
B館
 
C館

D館

E館

あくまで巣箱に誘引出来ただけで、まだ入居が決まったわけではない。
女王蜂が入らない限り、棲みつきはしないので、いつまた居なくなるかわからぬことは承知している。
だが、斯様に簡単にニホンミツバチを誘引出来るアイテムがあるとなんとも心強い。
キンリョウヘンも引き続き使用するものの、この誘引剤の出現で主役交代はやむなしであるだろう。

同好の士よ、この今の時期を逃さずこの誘引剤を試してみるがよい。きっと小生と同じ驚きを体験するに違いない。自身を持ってお勧めできるアイテムである。
(以上、あくまで個人的な感想である。諸条件が異なれば結果が異なることも当然にありうる。購入・使用に当たっては、各自の判断と責任でされたい。)

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