2013年4月20日土曜日

実のひとつだに無きぞ悲しき・・ではない一重ヤマブキ

もう2年も前になる。
田んぼの傍らの薮に自生して咲いている山吹を、屋敷近くの山に移植した。
2011/05/10 ブログ

何株も移植したものの根付かなかったものもあったり、その後の下草刈りの際に誤って刈り払ってしまったのもあったりで、今年無事に開花したものは小さな2株ほどでしかないが、一重の山吹が可憐な花びらを付けている。
なかなか群生まではいっていないのが現状だ。

         

今年もまた、ヤマブキ大植樹会を挙行した。
我が家の田んぼの畔沿いにある薮に自生しているヤマブキ
これを根から堀上げた
移植後のヤマブキ
         

太田道灌と農家の娘の逸話で知られるヤマブキは、実が付かない八重ヤマブキのことらしい。
前回・今回と植えたヤマブキは一重のヤマブキで、これにはどうやら実は付くようだ。
Yahoo百科事典 『ヤマブキ』にその記述がある。

山肌をビッシリと山吹色に染めるように、大群生してくれる日を楽しみにしている。
(・・・今回は誤って刈り払わないように目印の棒を立てようと思う。)

         

余談だが、この田んぼ脇のヤマブキの根元を掘っていたところ、錆びた馬蹄が出てきた。
錆びた馬蹄が出土した
かつて農耕に牛馬が用いられていた時代があった。
その当時この田んぼを耕していた馬のものだろうか。
当時のご先祖様がこの薮に捨てたものかも知れない。
いずれにしても半世紀以上前のものであることは確かだ。
なにかご先祖様と不意に出くわしたような妙な気分であった。

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