根本酒造の創業は慶長年間というから、江戸時代の前の豊臣秀吉の頃であり、かれこれ400年以上の歴史を持つ老舗だ。
先日、『久慈の山』の酒かすを運よく入手できた。
11月にNHKの『ためしてガッテン』で『酒かすパワー大全開!』と題した酒かすの活用方法を紹介していたのを見た。みりんを加えかす床を作り食材を漬込むとうまみ全開の食べ物になるとのこと。いつもながら為になる新しい知識を与えてくれる好番組だ。
ではあるが、手軽・簡単・美味い甘酒にして味わうのもまた良い。
何しろ寒いのが苦手で、このような飲み物は大好きである。
これまた地元山方産の柚子皮を刻んで散らして飲むと絶品。甘さの中に苦み、馥郁とした酒臭の湯気の中に柚子香が奏でるハーモニー。鼻腔と舌の双方で楽しめる。我がお気に入りである。これに乾燥芋(干し芋)があれば完璧だ。
ささやかな幸せを感じるひと時。
まもなく皮を剥がれ刻まれ食される柚子に、敬意を表して記録保存的に記念撮影してやった。ちょっとした撮影テクニックを駆使して撮ってみると絵画的で違ったものに見える。陰影とフォーカスのマジック。。
今年はこの甘酒を味わいつつ、今年一年お世話になった各位に感謝申し上げ、ブログの〆とする。
ではまた来年。
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