先日刈り取って干しておいた大豆の脱穀である。
少量でもあり、ビールケースに枝を叩きつけて鞘から豆を取り出した。
次の作業では、目の粗さががちょうど良い『買い物かご』で篩(ふるい)にかけ、殻・茎・葉っぱなどを除去。さらに、唐箕(とうみ)にかけて細かな異物を飛ばし、豆だけにする。
カラカラに乾いた大豆の鞘は、簡単に割れて大豆が勢いよく飛び出す。
気持ちの良い作業だ。
この大豆は『完全な有機・無農薬栽培』によって生産された大豆である。
正真正銘、農薬も全く使わず、化学肥料なんぞ長年施していない畑で栽培した。
肥料分といえば、すぐそばの栗の木から自然に落ちる葉っぱや栗のイガと、精米時に出た米糠をまき散らすくらいのもので、土地が持つ本来の地力だけで育ったようなもの。言い方を変えれば、自然に任せた栽培だ。(ただし、草取り・土寄せだけは丁寧に施している)
なので次の写真のように虫に喰われた豆も相当数混じっているし、粒は不揃い。見た目は良くない。だが、味噌に加工するにはたいした問題ではない。
優先すべきは食品としての安全性だろう。
自分で食べる分くらいできる限り育った経緯がわかるものを食べていたい。
特に大豆は輸入のものがほとんどである。姿形を変えていろんな食品になっている。
『遺伝子組み換え』のものも出回っているはずで、知らずに口にしてしまいかねない時代だ。
今年の1月に仕込んだ味噌の樽を開けて、そろそろテイスティングしてみようか。
わざと残した大豆粒も程よく味噌と化しているだろう。
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