2015年8月17日月曜日

ミソハギ

ミソハギという植物がある。(Wikipedia⇒ミソハギ)
漢字で書くと『禊萩』。ミソは味噌ではなく、みそぎの略である。
また一説には溝に生えるので『溝萩』とも。
ちょうどお盆の今頃に咲くので『盆花』とか『精霊花』とも。

この植物が我が家の近くに生えている姿は見たことが無い。そして残念ながら花も見たことはない。
このミソハギの存在を知ったのは昨年のこと。例のごとくネットで知識を得た。
それからというもの、この植物を見てみたい→手に入れたい→我が家で育てたい→一大群落を作りたいと、思いはどんどん膨らんできた。

なぜここまで懸命になるのか。その理由は極めて単純で明快である。
夏場のこの時期に花がたくさん咲き、ミツバチの蜜源として貴重な花となりえるからだ。
(またミツバチか、と皆さんは思うのだろうな、きっと。)

先日、我が家からはだいぶ離れている某所道路わきにミソハギの群落を見つけたのである。
花の開花時期だからこそ見つけられた幸運である。
大きな群落であり、たくさんの紫の花が確認できた。
ちょっと見るとラベンダーが咲き揃っているようにも見える。

その群落は、耕作を止めて数年経った田んぼのような場所。
背の高い雑草も広く繁茂し、どう見ても草刈など人が手入れしている様子はない。
人家まではだいぶ距離もある。しかも車の通行もごくたまにしかない。
・・・とここまで条件が揃ってしまったので、車を降りて数十株を頂くことにした。
ちょっとだけだが、この場所の除草に協力するのである、と自分に言い聞かせて。

持ち帰った株は、さっそく我が家の休耕田に植え付けた。湿った土地を好む植物である。
ミソハギ
いざ休耕田に植えてみると、疎らでなんとも寂しい
持ち帰った株は数十株でしかなく、いざ植えつけてみるとこれだけではちょっと、いやかなり寂しい。控えめな我が性格をつくづく後悔した。
場所はわかっているので、リトライのチャンスはまだある。近いうちに『除草』に行きたい。

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