クマバチ。(Wikipedia⇒ クマバチ)
ニホンミツバチなどに比べて体が大きく、羽音も大きい。
体を覆う黒い体毛もイメージ的にはよろしくないのかもしれぬ。(胸の部分だけは黄色の体毛)
彼らクマバチはどちらかというと大型の花に訪花する傾向がある。
かように、どうにも見かけの印象で『怖いハチ』として扱われることが多いようだ。
誤解されている要因の一つに名前もある。
かれらの名前の『クマバチ』は、凶暴なハチいわゆるスズメバチが『クマンバチ』と呼ばれることもあってか、混同している人が多い。きっとハチ迷惑な話に違いない。
クマバチは名前によらず実に温厚だ。かれらに襲われたことは一度もない。
花を求めて飛び回ることしか頭にないようだ。
無心に蜜を吸っている彼らに近づいてもまったく関心は示さない。
逃げ出すだけで決して近寄ってはこない。
・・・余談だが、彼らは古い家屋の柱や梁などの木材に穴をあけて巣にする習性をもつ。
古い建物は彼らの格好の営巣場所で、特に軒の梁は好きな場所らしい。薄い板状のものには関心がなく、しっかりした厚さのある材木部分を、それも煤にまみれたような古いものを好む。
我が家の大黒柱にも奇妙な溝・穴が穿けられているのは、このハチによるものに違いない。
(このような穴のある柱を新築時にわざわざ使うとは考えられないので、やはりいつの時代かにこのハチの被害にあったのではないかと思っている。200年以上前の柱であるから、不思議ではない)
我が家の大黒柱にも奇妙な溝・穴が穿けられているのは、このハチによるものに違いない。
(このような穴のある柱を新築時にわざわざ使うとは考えられないので、やはりいつの時代かにこのハチの被害にあったのではないかと思っている。200年以上前の柱であるから、不思議ではない)
この大黒柱の傷は、言い伝えでは幕末の天狗・諸生党の乱で逃げる天狗党の人たちがつけた刀傷だと。 だが史実としての彼らの行軍経路は、大宮→鷹巣→小祝→山方であり、東野は通過していない。 小祝の後藤家の柱に残る鋭利な刃による傷とは似ても似つかぬもので、どう見ても穴だ。 |
彼らクマバチはどちらかというと大型の花に訪花する傾向がある。
夏の花、カボチャにもよく訪れている。
筒状の奥底にクマバチは潜り込み、蜜を、花粉を抱え込む。こうやってポリネーション(花粉交配)が進む。
クマバチには、きっと甘い蜜の香りに包まれた至福のひと時なのだろう。
カボチャにとっても大切な仲間である。
カボチャにとっても大切な仲間である。
クマバチは蜜と花粉を貰い、生きるための糧とする。
カボチャは受粉し、やがて実がなる。
その暁には人間がおいしく頂戴することになる。
その暁には人間がおいしく頂戴することになる。
かくして、皆が幸せのチェーンでつながってゆく。
このチェーンの上には不幸な存在がない。
このチェーンの上には不幸な存在がない。
嗚呼、仲よきことは美しき哉。
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