先日、既に製作してある重箱型巣箱4台を園内に設置した。
これまでの1年間のミツバチ観察の経験から、設置場所については慎重に場所を選んだ。
まず一番のポイントは、夏場の日中の直射日光を避けられる場所であることだ。
ミツバチたちは暑さに弱いので巣箱内が高温になることはできるだけ避けたい。
冬の寒さもミツバチにとっては厳しい試練の時だがミツバチ自身も活動量が少ないので、有る程度は人間の補助的な防寒対策(巣箱の周りに藁巻きつけるなど)でしのげる。
だが、夏の暑さだけは如何ともしがたい。
巣箱の開口部を広げて風通しを良くする等ができればよいがそうもゆかぬ。
ほぼ密閉された巣箱の内部は想像を絶する湿度と暑さであろう。
巣箱の前にヨシズを立てても良いのだろうが、倒れる心配もある(ミツバチは振動や衝撃音に敏感で弱い)し、わざわざそのためだけにコストをかけるのも惜しい。
条件的には、夏には日中および西日が直接当たらず風通しが良い場所 & 冬には日当たりが良い場所で北風が直接当たらない場所。。
すべてを満たす理想的な場所は無いのだが、今回追加の4台は落葉樹木の下を中心に設置した。
(冬場の寒さ対策は、北側に薪で防風垣を作るのと藁を巻きつけることで対処しようと思う)
柿の木の下に設置したC。 西側には梅の木があるので夏の日差し対策はバッチリだ |
一番左側の藁が巻いてあるのが、ミツバチが入っているB館 中央が、未入居のA館。右側が今回設置のD。 いずれもスモモや梅の木の下で夏場の直射日光を避けられる位置だ。 |
一昨年設置した2台はA館・B館としているが、今年の設置4台はC~Fとした。
そのようにした積極的な理由は無い。しいて言えば、館と言う字をプレートに記すのが面倒だったからだ。
EとFは、やや離れた場所にある蔵の軒下に設置した。 いずれも梅・柿の木が南側、西側にあり直射日光を避けられる。 |
あとは分蜂時期近くなったら、分蜂集合板を近くの樹にくくりつける予定だ。
さて、これからミツバチたちとの心理戦が始まる。
知恵の出しどころである。
この作業もミツバチを飼う愉しみのひとつだ。ワクワクして力が入る。
なにしろ、役所に提出した今年の飼育計画は、2であるから。
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