2013年1月10日木曜日

玉川村駅で観測するP波

寒い日が続いている。
この時期は外での農作業はほとんど動きらしい動きは無く、ニュース性に乏しい。

周囲の風景も、見た目ちょっと変わるのは霜が降りて真っ白くなった朝程度で、ほとんどが寒々しいモノトーンの風景であまり変わり映えしない最近だ(雪でも降ればまた別だが)。
これがこの地域のありのままの姿なのだが、どうせこのブログに載せるのであればせめて少しでも変化のある風景なりを紹介したいとつい考えてしまう。
なので最近は風景の写真をあまり紹介できていない。

         

昨日(1/9)のNHKで、JR東の新幹線が地震を関知し停車させるシステムで大きな成果が出たとのニュースをやっていた。
先月12月7日に発生した東北地方で観測した震度5弱の揺れの際には、大きな揺れが来る38秒前に緊急停車指令を出せて走行中の新幹線が安全に停車できたそうだ。
東日本大震災の時では10秒前だったというから、この28秒の進歩というのはすごい。
38秒あればかなりの事が出来る。

新幹線 緊急地震速報活用でより早く停止(1/9 NKH NEWSweb)

東日本大震災の半年後からJR玉川村駅構内に地震計を設置する工事をしていた。
今ではJR東の沿線81か所と太平洋・日本海沿岸16か所にこのような計測施設があるようだ。
まさに玉川村駅を含む複数の地震計測地点から送られたP波のデータが東北新幹線を大きな揺れの前に止めた。

機関庫跡の荒れたスペースの一角にポツンと建つ地震計の建物。
地震計が設置されている建物
精密機械のためだろう、常時空調が動いている。
一見するとただの倉庫のような建物だが、実は極めて大切なお役目を引き受け、モノ言わず毎日しっかりと勤めを果たしているようだ。
水郡線の車窓からこの建物見かけたら、こんなことも思い出してくれたら地元民として嬉しい。

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