この時期、暗澹たる気持ちになる方も多かろう。
日本気象協会は花粉飛散予測を定期的に発表している。
その第1報は昨年10月3日になされ、この1月16日にその第3報が発表になった。
どうやらスギ・ヒノキの花粉は関東甲信では昨年比310%だそうだ。
去年の夏が暑くて日照時間が長かったからだという。
HP⇨日本気象協会 2013年春の花粉飛散予測(第3報)
毒々しいほどに赤い色が広がっている。 これを見ただけで気が滅入るひともいるはずだ。 |
その名が一般的になって久しい花粉症であるが、幸いなことに小生は花粉症とはまったく無縁である。
漆にはメッポウ弱いのだが、スギ・ヒノキ花粉には強い。
身近に辛い思いをしている人間がいるとこちらまで辛くなるのだが、花粉の辛さに無縁の身としては、申し訳ない気分にさえなってしまう。
ある人の場合、とくに目が痒くてたまらず『目玉を取り出して洗いたい』と毎年ぼやいている。どうやっても痒くて涙が出てたまらないのだそうだ。
日常生活に支障がでるようでは本当に困るから、切実な問題に違いない。
これでは花粉飛散ではなく花粉悲惨だ。
付近の里山のスギの樹も、花粉詰まった玉が膨らんだ姿がはっきりと目に付くようになった。
この粒には悪魔が詰まっている。 スギ花粉の飛散は、ちょっとしたテロリズムかもしれない。 |
だが、独立行政法人 理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センターではスギ花粉症をなくすワクチンの臨床研究が進んでいて、動物実験で効果が確認されたため、人体での効果確認の段階にはっているようだ。
福音となることを祈りたいものだ。
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