2016年4月18日月曜日

ミツバチ捕獲の煮汁効果

嬉しいことに、今年のミツバチ捕獲が好調だ。
シーズン入りした4月初旬から十日ほどしか経っていないが、すでに3群捕獲できている。

市内照田地区のKさん宅に置かせてもらった巣箱にも昨日入居。Kさん自身はさることながら、それ以上に奥さまのほうがミツバチに大変興味を示した(・・してしまった)らしく、ひどく興奮気味とのこと。
ここに新たにミツバチ熱という熱病に罹患し、発病した人が二人も現れた。

この熱病は『ジカ熱』や『デング熱』などの迷惑な病気と違って、容易く、かつ直ちに幸せを感じられる熱病で、脳内には幸せホルモン(オキシトシン)か、快楽ホルモン(ドーパミン)かを分泌しているにちがいない。現にKさんも奥さまも一気にテンションが上がってしまっている。典型的な症状だ。
                                           
ミツバチ捕獲とはある種、賭け・博打だ。
だが、賭け・博打と違うのは成功の確率は工夫により上げることができるということだろうか。
数々の試行錯誤から、いろいろなノウハウを積み上げて、ハチの気持ちになって工夫すると確率が上がる。
ここ数年やってきたことが、成果につながっているような気がする。
今年は、巣箱本体と周囲に煮汁(蜜を採集したあとの巣を煮て蜜蝋を作った際の煮汁)をベタベタに塗布している。これでもかというほどの臭い付けをしてみた。

屋根に撒いた濃い煮汁に吸い寄せられたミツバチ。
しばらく止まって動かない
巣箱上の屋根には流れ落ちるくらいの煮汁を撒いた。煮汁はあまり希釈しないでいるのでかなり濃く臭いも強い。ミツバチには生理的に大変好きな臭いなのだろう、飛んできて止まって臭いを確かめている。上の写真の巣箱にもハチの出入りは多い。まだ入居はしていないがそのうちに入ってくれるのではないかと思って観察している。
まだ捕獲シーズンの序盤だが、ここまでの経過をみる限り煮汁効果はあるといえる。市販の誘引剤と合わせて使うことでより効果が高まるのかもしれぬ。

たかが煮汁だが、製造の時期、希釈濃度、散布範囲、散布頻度など工夫するポイントがたくさんある。これらは他人はまねできないものだ。

まだまだ捕獲シーズンは続く。つまり、楽しい楽しいシーズンは続く。

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