NHKのWEBニュースから |
ワイパー最速にしても捌け切れない雨脚。フロントガラス越しの前方道路が見えないほど。走りながら恐怖を感じたのは初めてだった。途中のコンビニ駐車場にて雨脚の弱まるのを待った。
帰りの時間には雨脚は一時弱まっていたが、下小川駅近くの沈下橋=平山橋は通行止めとなっていた。濁流に橋が呑まれるのも、時間の問題のようだった。
(もともと水没を想定して作られている橋だから水没はまったく問題ない)
平山橋が左に見える。 濁流が激しく橋の橋脚に当たっていて水没寸前である。 付近の山々には雲がかかっている。 |
そんなニュース映像を見ていても、ただ遠い場所のことであってどこか他人事でしかなかった。
恐怖さえ覚えた今日の豪雨、濁った大量の水が轟々と流れる久慈川。
これらのリアルな姿を見て、自然の荒ぶる姿の一面をみた。
けっして他人事ではないのだった。
20時10分には、久慈川下流域の市町村に『久慈川はん濫警戒情報』が発令された。
かつて氾濫歴のある久慈川だ。堤防が整備された現在だがやはり警戒は怠れない。
ここ数日で、いったい久慈の山々にはどれほどの雨が降ったのだろう。そしてどれだけの水を包含したのだろう。これらの深い森は保水力抜群の天然のダムであり素晴らしい仕組みではある。ただ懐は深いといってもやはり限度がある。山肌が急峻な地形が多いだけに、崩れやすくある。
静かに聳え立つ奥久慈の峰々は霊的な感じさえする。この姿を前にすると我が存在の小ささを実感する。
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