2015年3月16日月曜日

ミツバチとネコヤナギ

ミツバチは花の蜜を採るためだけに花を訪れるのではない。
花粉を集めるのも目的だ。
脚に黄色やオレンジの大きな花粉団子を付けたミツバチが巣に戻ってくる。


         
花粉はミツバチの大切な食糧となるもの。
脚に付けて戻ってきたら、あの六角型形の巣房にきっちり詰め込んで保存する。一杯になったらハチミツで上蓋をして保存性を高める。
暖かい巣の中で、やがて乳酸菌などの有用菌による発酵が起きて『蜂パン』と呼ばれる発酵物資に変化する。それを自分たちの食糧にすると同時に幼虫にも与えている。
(以上の情報は、山田養蜂場のHPから)
         
ネコヤナギの花は、あのフサフサした部分は花の集合体で、1本の穂のようになっていることから『花穂』(かほ・かすい)と呼ばれる。ススキなども同じ作りだ。
一般の花のように華麗な花びら(花弁)は無いが、(雌雄別株の植物につき)雄の木には雄しべ、雌の木には雌しべがつき、花粉を受け渡ししている。これを助ける形でミツバチたちは頂戴している、と言う訳だ。

次から次にフサフサした花穂が出てくるネコヤナギは花粉が大量に取れるらしく、ミツバチは大好きだ。

このネコヤナギから運ばれた花粉もハチミツの一部と化して、いつの日か我々の舌を喜ばせることになる。

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