生産管理・品質管理の基本は、しっかりとしたデータ収集と記録である。
さらに製品、特に食品の信頼性を十分に担保するためには、それら管理の上に立ったトレーサビリティ(追跡可能性)の仕組み、もまた重要である。
小難しい表現を使ったが、要は、巣箱の管理をきちんとする仕組みを作る必要性が出てきた、ということ。
一群しか入居していない現状ではあるものの、捕獲の期待を込めて毎年のように、巣箱なり待ち箱を増やしてきたため、小生の頭の中での管理では限度を超えつつある。それぞれに管理用の識別番号をつけておかないと、十分に管理しきれなくなってしまった。仮に、今年たくさんの巣箱にミツバチが入居し営巣を始めたら、今のままでは到底管理は無理だ。
ということで、巣箱と重箱の固有識別番号を付けることにした、という次第である。
劣化しにくい素材のアルミ板に、アルファベットと数字で番号を刻印(・・このためにわざわざ刻印セットをAmazonで買い求めた・・・)し、管理プレートを製作した。
たとえばこんなふうだ。4段重ねてある巣箱の場合。
巣箱の土台部分をA0001、上に積み重ねている重箱4段の各段にB0001、B0002、B0003、B0004とプレートを張り付ける。
====ちなみにコード体系は次のようにした。
(アルファベット識別コード) +(連番)
====識別コードのAは巣箱一番下の土台部分。
ものの始まりはやはりAからだろう。
====識別コードBはBoxのBで、重箱に付ける。
JyubakoのJでもよかったのだが、Aの次にはBの方がしっくりする。
====識別コードMは待ち受け箱のM。
CatchのCでもよかったかもしれない、と今となって思う。
====識別コードMDは待ち受け箱だが丸洞型のもの。Dは洞のDだ。
====くだらないが、ちょっとしたお遊び。楽しい。
さらにこれらのデータをしっかりと記録しておくために、観察記録表兼巣箱台帳を作ることにした。
これにより、管理台帳として、A000nがどこに設置されていて、重箱構成は何段で、どの重箱が積まれているか。日々の観察記録として、巣箱の状況(陽当たり状態、ハチの活動状況、巣の成長状況など)。これらを管理できる。
蜜を採るタイミングの判断もしやすくなるし、スケジュールもしやすくなる。
当然、蜜を採ったのはどの段か、もしっかり記録することになるし、第三者にも説明がつきやすくなる。
さらに、ハチミツを瓶詰して皆様にお分けした後も、どの巣箱・段から採った蜜かがわかるようになり、何か問題が発生したときに対応が素早くできる(・・・のではないか)。
今年から、巣箱を巡回する際には記録表を必ず携行し、記録してゆこうと思う。
最近とくに物忘れがひどくなったと我ながら思うので、自分のために、というのが本当のところだ。もっとも、携行するのを忘れてしまうという不安も一方にある。情けない。
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