今夕、自宅裏の田んぼ(ブログトップの写真に映っている田んぼ)で稲の葉中に仄かに点滅するホタルを見つけた。
まだ一匹ではあるが、今年の初見であり嬉しくなった。
ホタルが棲息していると思われる水路は、今年は大雨で水底まで何度も洗い流された。
先日の大雨の際は特にひどくて水底の砂利などはすっかり流れてしまい、ホタルの幼虫ももうダメだろうと思った程だった。
しかし、ふたたびこうやってホタルは戻ってきて神秘的な光の点滅を見せてくれている。
間もなく初夏。
巡り来る季節を感じる出来事であった。
水戸地方気象台が発表している『生物季節観測』によれば、管内でのホタル初見は平年では6月6日らしい。
水戸地方気象台の生物季節観測 動物の観測日
寒・暑・雷・竜巻・大雨・強風など、異常気象が増えている昨今である。
人間にとっても驚き続きの気象だが、このような小さな生物にとってはとてつもない環境の激変であろう。
だがきっちりと季節を忘れずに出現してくれる不思議。
我々は彼らのためにもこの豊かな環境をしっかりと保全してやらねばならない。
これら小動物を守ることは、実は我々自身を守ることにつながっているのだが。
今宵また、ホタルの宴。
>>>>この時期に現われるホタルは、ゲンジボタル。
申し訳なかったがフラッシュを発光させ撮影した。 葉の裏側にホタルがとまっている。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿