一層濃くなった緑の葉が青々と風にそよいでいる。
強くなった日差しを受けた田んぼの中の水は、ぬるま湯である。
そこはオタマジャクシ、カエル、ドジョウ、タニシ・ザリガニなど小動物たちの天国の様を呈している。
目には見えないものの微生物の活動も極めて活発に行われているのだろうと思う。
タニシの稚貝も無数に蠢いている |
またこの時期は植物にとっても生長著しい時期で、困ったことに田んぼの周辺・田んぼの中の雑草も繁殖が激しい。
セリ・オモダカ・コナギ・ヒロハイヌノヒゲなどなど。
なかでも畔から田んぼの中に入り込む種類の雑草が悩ましい。
『キシュウスズメノヒエ』という種類か『アシカキ』という種類なのかは、ネットで調べてもいまひとつ区別できないが、おそらくは『キシュウスズメノヒエ』であろうと思う。
細い茎がどんどんと水田のなかへ伸び続ける。
伸び続け後、水田の中で根を降ろし、そこからまた四方へ勢力拡大を図るというヤツだ。
水田雑草について知る イネ科
畔から田んぼの中へ伸びてゆく |
意外と根がしっかりと地面にへばりついていて手強い。
炎天下での作業である。
地道に手作業で進めるしか手段が無い。
刈り払い機では残念ながら根元からの除去は無理だ。
遅々として進まず、田んぼ一周の長さを思うと目眩がする。
大規模の綺麗に整地された田んぼの畔にはこの類いの雑草などないであろうな・・。
そんな田んぼが羨ましく思う反面、この煩雑さと抱き合わせの雑草の豊かさも山間の田んぼの素晴らしさであるとも思う(・・思いたい)。
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