早朝より田植えを開始し、残りの4カ所の田んぼを一気に終わらせた。
夕刻からは雨が降り出し、雨中の強行軍であったがなんとか明るいうちに機械も引き上げることができた。
当ブログのトップ写真の田んぼは、例年最後の田植えとなる場所。
モチ米を植えている田んぼだ。
ちょうどここを植えている頃に雨が強くなってきたため、雨カッパを着ての作業となった。
雨カッパを着ての田植え作業となった 周囲の山々の緑が急に深くなったのがお分かりと思う |
田んぼでの作業はおわったものの、諸々の後片付けが残っているが、これは明日の作業としよう。
JR水郡線夕方5時の下り列車が通り過ぎた |
例年恒例で栽培している古代米の一種『赤米』の苗も、今日あわせて植え終えた。
品種改良された代表のような現代品種である『コシヒカリ』の苗と較べると、この古代米は格段に原種の特徴を残しているような気がする。
たとえば、コシヒカリと同じように種を専用土に播き、同じ場所に置き、温度管理をし、灌水しても、根の張り方には大変に違いがあるのである。
近時の品種改良では、食味の追求や病気に対する耐性、育て易さなど、じつに様々な研究と開発・改良が加えられ、素晴らしい食味や育て易さが実現できた。
そのひとつの結晶が、いまのコシヒカリなどの現代の美味い米の品種である。
古代米の根は、コシヒカリと較べるとずっと貧弱である。
生育してゆくためには根が密に張っているほうが有利であろうと思われるのだが。
古代米の収穫量は、コシヒカリに較べると単位面積当たりずっと少ない。
これもまた原種の特性であろう。
コシヒカリの苗の根 真っ白くなるほどビッシリと密に張っている |
古代米・赤米の苗の根 コシヒカリに較べるとずっと疎になっている 苗の茎・葉も違いが明瞭だ |
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