2018年6月5日火曜日

鮎釣人

所用で大子町へ。
町の中央・池田橋を通過した際、鮎を釣る幾人もの姿が目に入った。

初夏の日差しが川面に眩しく輝いている。川面を渡る風も爽やかだろう。
奥久慈の緑成す山々を背景にして、いい風景だなあとしばし見入った。
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ウィークデーの日中にこうやって鮎釣りに興じる人たちは、解禁を心待ちにし(初めて知ったのだが、川によって、つまりは漁業組合によって鮎釣り解禁時間が異なる。久慈川は6/1の午前5時。茨城県の那珂川・緒川は6/1の午前0時。)、解禁と同時に川に繰り出した人たちだろう。5日経ってもこうやってウィークデーの日中もなお釣り糸を垂らしているのだから、そうとう好きなのだろう。

彼らの気持ちを想像するに、ここぞという自分なりの深い読みでもって本日の鮎釣りの場を決めて来ているのだろうし、彼らは釣れても釣れなくても糸を垂らすことが楽しくてたまらない人たちなのだろう。
釣り糸の先の一点に集中するときは、おそらく雑念がよぎることがない。それはそれは至福のひとときに違いない。奥が深いものがあるはずで、他人はなかなか理解できないことが多い。

これはまたミツバチ捕獲および飼育に熱をいれる我が身とさして変わりない。家人に呆れられて、他人の目には異様に映っているであろうことは同じだ。

誰に何と言われようと、公序良俗に反しておらず人を不幸にするようなものでない限り、このような【没頭できる何か】を手にしたひとは、幸いであると思う。

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