はちみつの絞りかす(巣くず)から「ミツロウ」という蝋を作ったり、既存巣箱のメンテナンスをしたり、新たな巣箱を制作したりと、手間がかかる諸作業がダラダラと続くが楽しい作業でもある。
今年の失敗の反省を踏まえて、ああしたらどうか、こうしたらどうかと思案しつつ作業する。性能は悪いながらも我が脳ミソはフル回転し続けている。
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来年のミツバチ捕獲と飼育において、新たな試しみをふたつ考えている。
ひとつは、巣枠式巣箱。もうひとつは分蜂群誘引装置だ。
巣枠(すわく)式巣箱とは、よく養蜂業者がミツバチがびっしりと群がっている四角い枠の巣を箱から取り出して、眺めたりしているアレだ。セイヨウミツバチの飼育はほぼこの形式で横長の箱単体が多い。
我が家では重箱(じゅうばこ)式巣箱で段を積み重ねるタイプが基本。これは比較的製作が容易で飼育管理がしやすい半面、巣箱内部の観察がしにくいのが難点。
一方の巣枠式巣箱は、独立した枠を箱から取り出して観察ができるので、管理がしやすいし、いろいろな対応が取りやすいメリットがある。
ただ、製作にあたってはミリ単位での正確な木工が必要となるのが難点だ。
今回は「か式巣箱」と呼ばれる巣箱をまねて作ってみた。
ネットと書籍から参考となる情報を漁って図面を引いた。材料は市内のホームセンター山新に何度も通い、出来るだけ加工された材料を調達して、正確なものを作ってみた。
巣箱内部に並べる巣枠 上部は巣を作るスタート台として▼の形にしてある |
これをきちっと守らないと図面通り格納できない。何度も微調整を繰り返してやっとできたのがこれ。精緻な作品となった。我乍らちょっと満足している。
巣枠を13枚格納する巣箱 ハチの出入り口は正面下部である (この上に蓋を被せて設置する) |
(仮にダメであったとすると、来年の今頃はアレコレ改良を加えていることだろうが)
設置は来年4月だ。待ち遠しい。
ふたつ目の分蜂誘引装置だが、これは次回。
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