2015年10月11日日曜日

ひこばえ

刈り取った稲の株元から、新たな緑の稲の葉が生えてさらには実を付ける。
『ひこばえ』である。
稲刈り後の田んぼは、今の時期は全体がうっすらと緑色をしている。

残念ながら、実は付けても中身が入らない(不稔)。
仕組みとして、実を付けるのに必要な花粉を作る時期に低温になり花粉が出来なくなるため実が入らないのである。

一年草としての感がある稲だが、条件さえ整えば(たとえば冬の時期に株を温室に入れて、温度と肥料を十分に管理したら)、ずっと稲は生き続けるのではないかと思う。つまり多年草なのではないかと思うのだが。

無事、田んぼの後片付け(オダ掛けの長柄やオダ足片付け)が終わって、田んぼが急に寂しくなった。

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