2015年10月17日土曜日

今年も常陸秋そばフェスティバル里山フェアへのお誘

茨城北部は常陸秋そばの産地で、まさにこれからが収穫の時期。
つまりは、そろそろ各地の『新そば祭り』の話題が聞こえてくるころ。
蕎麦好きにはたまらない季節がやってくる。
                    
今年もまた在京の友人H君から常陸太田市・山吹運動公園で開かれる『常陸秋そばフェスティバル里山フェア』へのお誘いを受けた。
常陸太田市からの広報もされていないうちにはやばやと、しっかり情報を入手する彼の熱意には敬意を表したいくらいだ。H君とは11月7日(土)の初日に一緒に食べ歩きすることを約束した。

蕎麦好きのH君は、当地区の新そば祭りを楽しみにしていて、毎年小生を誘ってくれる。住んでいるところを考えれば誘う立場が逆のような気もする。
彼は毎年この時期は、茨城をはじめ関東・東北各地で開かれる新そば祭りを多数廻っている。
ちょっとした蕎麦の食通であって、新そばには一言も二言もある彼である。
そんなH君が、旧金砂郷村の蕎麦を気に入ってくれているのが、近隣住民としてはなんともウレシイ。

常陸太田市で開催される常陸秋そばフェスティバルは、広島県の『達磨 雪花山房』、高橋名人が参加するのが一つの目玉だったが、残念ながら今年から出店はないようだ(去年の達磨のブースに、『今年の出店が最後』の旨の張り紙があった)。
トレードマークの達磨が描かれた赤いトラックはもう見られない。
寂しい(2014年11月8日)

手打ち蕎麦の神様と崇められる高橋名人の手さばきを
一目見ようと人だかりとなった(2014年11月8日)

ではあるが、出店する他の店の蕎麦もどれも引けを取らない新そばの芸術品ばかりだ。
同じ常陸秋そばの粉を使って打った蕎麦でも随分と食感が異なる蕎麦が食べられるまたとない機会。自分の蕎麦打ちの参考にするためにも、食べ較べを楽しみたいと思う。
ケンチン蕎麦は外せない一杯だ(2014年11月8日)

                     
自分の手で蕎麦を栽培し収穫。できれば石臼の手挽きで自ら製粉し、蕎麦打ちまで自分でするというのは蕎麦道楽の極みかもしれない。
だが、一連の各作業は結構しんどい作業ばかりである。
中でも、石臼手挽きの製粉工程はその最たるもの。いちど試したら、もう十分・・となるに違いない重労働だ。自らの手で引いた粉を手にした満足感以上に、ひどい疲労感に襲われるのは間違いない。一人前のそば粉を製粉するだけでも、決して容易い作業ではない。
製粉に関しては、電動石臼でじっくり時間をかけて挽き、粉にしてもらうのが一番良い、というのが小生の偽らざる気持ちである。
当県北地区の各所で売られている『常陸秋そば』のそば粉は、恐らく設備の整った工場で、自動化された工程を経て電動石臼で粉挽きされているものと思う。値が張るのも致し方ない。

ひと様に丁寧に粉にしてもらい、打ってもらって食べる蕎麦にも、妙味があり、捨てがたいものである。

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