2014年11月7日金曜日

蜂と神様 ~ 金子みすゞ

冬から春先の間は、農閑期というイメージがあるようだが、収穫するものが少ないだけで作物はあるし、実際には巡ってくる次の季節に向けた準備が諸々あるために、全くの閑期というものはない。結構やること・やっておかねばならぬことがある。
         
農作業とはやや異なるが、来年に向けた準備の一つで、『ミツバチの巣箱』作りに精を出している。ミツバチの巣別れ(分蜂)が始まる前、時期的には桜が咲く前には設置を完了しておかねばならないので、いまから準備する大切な作業だ。
なにしろ桜が咲くころからGW過ぎあたりまでのほぼひと月、ここで巣箱に入ってもらわないとその年の捕獲はほぼダメと言える。いきおい必死になり、準備にも力が入ろうというもの。養蜂愛好家にとっての天王山だ。

今回は10台の巣箱をまとめて制作している。材料もかなりの量が必要だし、時間もかかる。だが制作も3度目のため手慣れたもので、作業は早い。
電動の丸ノコとドリルのおかげで巣箱作りは快適に進む
4年前に最初に2台を作ったのを手始めに、増やしてきて現在では全部で9台。
そのうちの1台だけしか営巣していないのだが、ハチがいる生活がこれだけ楽しいのである。
あと数台入ってくれたらどんなに楽しいか。
巣箱の設計図。ある方がHPで公開してくれたものを参考にしている。
我が家の巣箱はすべてこのタイプだ。
作り易く、使い易いので気に入っている。
個人的に感じているハチを飼う(飼うまでの)楽しさはこんなものだ。
 ・巣箱づくりの大工仕事が楽しい(ホームセンター内をうろうろするのも含めて)。
 ・巣箱の設置場所をあれこれ考えて歩き回り、決めるまでも楽しい。
 ・ハチの群れを巣箱に入居させる(捕獲する)ためのあれこれ工夫が楽しい。
 ・設置した後は、入居はまだかな、と毎日巡回するのが楽しい。
 ・入居したら、毎日様子を見にゆくのが楽しい(ちょっとした空き時間には自然と足が向いてしまう。ずっと見ていても飽きない)。
 ・ミツバチを想い、好む花を栽培するのが楽しい。
 ・ハチミツを採るのが楽しい。精製する道具の工夫、瓶詰めなども楽しい。
 ・採れたハチミツを介しての、様々な人とのコミュニケーションが楽しい。
などなど。

老後の趣味としては最高だろう。飼育と言っても餌を毎日やるような世話らしい世話が必要ない。ほとんど放ったらかしである。重労働というものがない。初期投資だけで以降に金がほとんどかからない。あわよくば巣に入ってくたれらハチミツの恩恵にあずかれる。
これは、物言わぬ蜂を相手にしたかなり高度な知的なゲームでもある。
ミツバチを飼うことによって得られる精神面・肉体面への効用は計り知れない。

この楽しさを皆が飼育の実体験して共有してくれたら嬉しい。
そして地域の人々の意識がミツバチの生態観察を通じて、自然を、環境を守ろうとするように発展してくれたら良いと思う。
ミツバチはその秘薬になりうるのかもしれない。
         
ミツバチは花から蜜と花粉をもらっている。花はミツバチや蝶などに花粉を運んでもらい、受粉し実を結び、命を次代につなぐ。人も自らが生きるために作物の種を蒔き、作物は太陽と水と土に育てられる。それらを抱く里山は小さな生き物たちを守り育む。

自然界の動植物の循環・生態系はなんとも不思議で神秘的。
この世の生きとし生けるもの、生命はひとつに繋がっている。
それはとてもとても微妙なバランスによって成り立っている。
生命体の命を一つにつなげている不思議な力。
それを例えて言えば『神』ということもできるのだろう。
         
ミツバチの中に神様がいると喝破した明治の詩人・金子みすゞ。
天才の彼女がそう直感で感じたのは、決して不思議ではない。
 
蜂と神さま
                      金子 みすゞ
蜂はお花のなかに、
お花はお庭のなかに、
お庭は土塀のなかに、
土塀は町のなかに、
町は日本のなかに
日本は世界のなかに
世界は神さまのなかに。

さうして、さうして、神さまは、
小ちやな蜂のなかに。

花の中に神様

2014年11月6日木曜日

紅葉はこの銀杏から

他者のマナーが云々と、なにも日々不満ばかり言って生活しているわけではない。
心静かに深まる秋を眺める余裕も持ち合わせているわが身であると信じて疑わない。

この小振りな銀杏の木は他より毎年一足早く色づく。目立つ存在だ。
日に当たり輝く姿は、杉林の暗い背景にとても映える。
澄み切った青空にも似つかわしい黄金色をいっぱいに広げる。

周囲の山の木々も少しずつ色づいてきた。
様々な色が混じり合い、淡い紅葉の山となる。
赤一色で全山を染め上げる紅葉名所の眺めもよいが、このような柔らかな(ぼんやりした)紅葉もまたいい。
日々刻々、違う姿を見せる。
好きな里山の眺めの一つだ。


2014年11月3日月曜日

2014年・水郡線C61運行(1) 前回の苦い思い

来月の5、6、7日、水郡線にSLが走る。11月末には試運転もある。
(11/24追記  11/24ブログに試運転スケジュール・玉川村駅で見られる時間を記載)

その日・その時が、近づいてきた。
SLは魅力あるものだし、こうやって運行することは素晴らしいイベントだと思う。
だが、どうにも気が重い・・というか、ワクワク感がない。
         
玉川村駅舎内に2種類のポスターが先日から張り出されている。


水郡線にC61型SLが走るのは今回が初めてだそうだ。これも撮り鉄にはたまらないのかもしれない。
だが、今回もまた上りのSL運行(常陸大子→水戸)は、あの西金工臨の(バラスト貨車を牽引する)赤いディーゼル起動車に引かれて後ろ向きに進む。
水戸駅に転車台がないので仕方ないが、ちょっと興ざめだろう。

前回(2012年)の時に今頃は、見学者通路の設置などの構内工事が急ピッチで進められていて、作業員や車両の出入りが多く、妙に慌ただしかったのを覚えている。
今年は実に静かなものである。
         
先日、駅近くに某警備会社の名が入った車が止まった。
図面を持った担当者2人が車から降りてきて、近くの踏切や土手を入念にチェックしていった。
おそらく沿線の警備対象ポイントを現場確認に来たのだろう。
今回のSL運行は、玉川村駅に下り運行では停車はするものの、上りの汽車(玉川村駅発 13:09 水戸行き)との列車交換のためであり、時間も10分程度らしい。
なので前回の石炭と水を補充したような長時間の停車はないので、駅周辺も前回のような大規模な警備員配置はない、ということなのだろう。

前回、付近住民の多くの人は集まったマナーの悪い見学者によって大変な迷惑をかけられた。
駅前の県道102号線は狭い道路の路肩に駐車する車が続出し、実質的に一車線にされてしまった。車がすれ違えず大渋滞を引き起こした。
2012/12の本番運転日の付近の道路

センターラインもないような県道に路肩駐車されると
車がすれ違えなくなり互いが睨み合いになる。
譲り合いたくとも前後左右スペースがなく身動きがとれない。
なんとも愚かな光景であった。
(2012/12の本番運転日)
車が出られないほど(前後に動かす余裕がないほど)ピッタリと近づけて駐車された車の運転者同士の口論姿も見た。わずかな車の前後のスペースに斜めに頭を突っ込み駐車するひとがいるからだ。(上の写真の右側の軽自動車がそうだ)

玄関前のほんのちょっとしたスペースに無断で堂々と駐車されてしまった民家もあった。
あるいはまた、玉川村駅近くまで車で来たものの、駐車する場所が見つけられないため車から降りられず、(すぐそこに停車中のSLの写真を撮りにいけないからなのだろう)、窓を開けて『駐車できるところないの?』と半分怒りながら小生に聞いてきた男性もいた。
鉄道敷地内に立ち入るのは当たり前で、警備員に注意され外に出ても、目を離すとすぐにまた侵入の繰り返し。警備員の制止を振り切って堂々と陣取る猛者も多数いた。
(・・・これで前回は下りダイヤが滅茶苦茶になった。寒い中、沿線で長時間待っていた人は可哀想だった。事故・怪我人がいなかったのは幸いだったが)
         
民度が低いといえば言い過ぎか。こんなでは某国と変わらぬではないか。
斯様な嫌なことばかりが目立ち、停車駅周辺の人たちにとっては、迷惑なSL運行行事となってしまったのが現実。
大変な思いをして運行にこぎつけたJR東の関係者や、現場警備に真剣に当たっている方たちに気の毒である。

試運転も直前5日間ほどあると言うから、またしばらくは鬱陶しい。
撮影者のマナーさえ良ければ(不満はこの一点だけだ)、我々地元住民もSLを喜んで迎えられるのだが。

2014年11月2日日曜日

常陸秋そばフェスティバル 里山フェア2014 渋滞が ・・

常陸秋そばフェスティバル2014が迫ってきた。
ネットで待望のパンフレットを見ることができた。
    パンフはこちら  →   常陸秋そばフェスティバル里山フェア 2014
 
今年の会場は常陸太田市内の『山吹運動公園』である。

パンフレットにも記載されているが、この会場には専用駐車場が無い。
ために、やや離れた場所3か所に臨時の駐車場を用意しているとのことだ。
市役所、合同庁舎、栄町にある専売公社跡地の臨時駐車場、の3か所である。
常陸太田市民ではないが、この街を良く知るものとして大きな不安がある。

それでなくとも市街地の道路事情が良いとは言えない常陸太田市街地だ。
街自体そんなに大きくないのでアクセスする道路が多くない。
今回指定されている駐車場がある常陸太田市街地に入ろうとすると、多くの場合、国道293号線と国道349号線のいずれかを使うことになる。
この両国道から進んでくると、常陸太田市街地入口周辺では間違いなく車の大渋滞が発生するはずだ。エリアが広いため交通規制(一般車両進入禁止など)は行わないだろうから、一斉にどんどん車が太田市街地に向かって侵入してくるとたちまち詰まってしまう。駐車場周辺同じだろう。特に栄町付近など昔の通りのままなので、出入りすら困難な状況になるのではないかと思う。

ピークの時間帯(経験で言えば初日の11時過ぎから午後1時半あたり)はまったく進まない車の列にイライラするに違いない。かといってナビ頼りに小さな道に入り込むとえらい目に遭うだろう。
シャトル巡回バスが運行されるというが、これとて市内道路渋滞で身動きが取れないのではないかとも思う。
(幸運にも駐車場に駐車できた人は、会場までは歩けない距離ではないので、歩いたらよいだけの話だ。)

毎年、旧金砂郷村のそば祭り会場に向かう車の大渋滞を見てきている。
それを知っているので小生は早めに会場入りし早めに退散してきた。
今年の会場はJR常陸太田駅から会場まで徒歩で行ける距離であるので、東京や水戸方面からの来場者のうち、少しはJR利用に振り替えられるのかもしれない。
(主催者側はそれを期待を込めて多めに見込んだに違いない)
だが、茨城に限らぬが田舎の主たる交通手段は自家用車であって、当地も例外ではない。
ちょっとコンビニに行ってくると言って、5分や10分車に乗るのを当然としているのである。
この新そば祭りにくる人は、常陸太田を含む県北地域のひとが大半だろう。彼らの意識には常陸太田に行くのにJRを使うという発想はまずない。

そしてさらに、それぞれの駐車場のキャパシティーの問題もある。
ざっとだが、収容台数は市役所250台、合同庁舎300台、栄町の広場は多くて400といったところだろう。これら合わせても千台弱の能力で(過去に工業団地の駐車場と周辺の道路を埋めた)あの集客力のそば祭りは無理がある。
2年前にSLが走った際の玉川村駅周辺もそうだったのだが、かようなイベントに来る人の中には、ちょっとしたスペースに無理やり駐車するマナーが悪い方々が多いのが実情だ。今回もそうなる可能性は高いだろう。
ということで、当日は常陸太田市内は大混乱かもしれない。

と考える小生は、今年はJRに乗って行ってみることにしたい。
JRに乗って玉川村駅から常陸太田駅まで・・。
まさに太田一高に通っていたあの時以来のことになる。ほぼ40年ぶり。
常陸太田駅の新しい駅舎を利用するのも、むろん初めてだ。

以上は、小生の勝手な妄想である。
フェスティバル関係各位の巧みな会場運営でかかる心配は杞憂に終わるのかもしれない。
そうあってほしい。


2011年のこのそば祭りに、会場に向かう車の大渋滞の写真である。
会場駐車場から1500m離れた国道との交差点付近だが、
この渋滞は1キロ以上先まで延々と続いていた

2014年10月29日水曜日

里イモとシイタケはA級グルメ

サトイモの収穫を進めている。
当地は今朝、霜が降りた。本格的に寒くなる前にすべて堀り上げて保存用土壙に格納しておこう。

サトイモはどのように調理しても美味い。何とも言えぬねっとり感とホクホク感が堪らない。
掘っては洗い、夕餉に楽しむ。
この味をしばらく楽しめるのが、何ともうれしい。
イモ洗い棒で洗う

一方、山裾の杉林の中に並べている原木シイタケも、先日から急に生えてきた。
去年の春先に菌を植えた原木である。この秋からやっと収穫が始まった。

シイタケとサトイモ。秋の味覚のゴールデンコンビだ。

これらは、妙に奇をてらった料理にて味わうよりも、もともと持つ素材のうまみを活かしたシンプルな料理のほうが望ましい。
特にシイタケは、マヨネーズまたはチーズをカサの内側に入れてオーブンで焼く。
醤油をちょっと垂らす。シンプルにして極上の味。
どんな高級レストランのコース料理より、小生にとってはこちらの方が立派なA級グルメである。

2014年10月25日土曜日

2014常陸秋そば 刈り取り

今日は、常陸秋そばの収穫を行った。
天気予報では、これから先しばらくは晴れの日が続くらしいのでちょうどよい。
先だっての台風で軒並み茎が倒されたものの、実の付き方は良いようだ。
曲がった茎が多くて刈り取りはやや面倒な作業となったが、この蕎麦を取り入れた後の、製粉、蕎麦打ちなど諸々のイベントを頭の中で考えると苦にならない。
ほぼ全てが倒れている蕎麦畑
稲刈りと同じ要領で刈り取る。
蕎麦の茎を、稲わらで束ねてゆく。
さほど広くない作付面積(約2aほど)であるので、手刈りでのんびりと作業を進めた。
         
全くの予定外であったが、この作業に突然のお手伝いがあった。
それも『現役女子大生』の飛び入り参加である。
親戚のお嬢さんなのだが、別件で我が家を訪ねてきたのにも関わらず、作業を見学していたところ、ぜひやらせて欲しいとの(それはそれはうれしい)申し出。
断る理由など全くない。
さっそく鎌と軍手、長靴をお貸しして手伝ってもらった。
不慣れな手付ではあったが、一生懸命に刈り取りをしてくれた。

そこに天使が舞い降りたようで、やや場違いな感じも。
不思議と彼女がいるところだけ輝いて見えて眩しい・・・
むろん彼女にとっては蕎麦の刈り取りなど初めての経験である
興味深げに30分ほど手伝ってくれた
都内の某大手私大W大学に学ぶ彼女。
自然というか田舎が大好きだそうで、衰退が進む地域の活性化など現在の田舎が抱える課題について関心が高く、そのようなことを卒論のテーマにしているという。その卒論が佳境に入っているとか。

不勉強な小生には難しいことはさっぱり解らぬが、大学での座学だけではなく、こうやって田舎の現場に出て、そこに働く地域の方と労働を共にすることで見えてくるもの、気付くもの、感ずるものがあるはずなので、このような体験をたくさん積むことは良いことだ。
『まずは現場に出よ。解は現場にあり』であろうと思う。
彼女にとって楽しく貴重な経験であったようだ。むろん小生にとってもだが。

この農の場に、次第に来客が増えている。
いらっしゃる目的はさまざまだが、賑やかになるのはやはりうれしい。

         
刈り取った蕎麦は、しばらく天日干ししたのち脱穀する。
今年は製粉は製粉工場にお願いしようと思う。
石臼・手挽きへの拘りがないわけではないが、かつてやってみて痛感したが(精神的な満足度合いに比して)どうにも負担が大きすぎる。
自家で栽培&自分で蕎麦を打つ、だけの拘りとしよう。

2014年10月21日火曜日

久慈川を遡上するサケを見に行こう

北海道で見られるような規模ではないが、久慈川でも一生懸命に遡上するサケの姿をいたるところで観察することができる。
昨日(10/20)、山方地区に所用があったついでにサケを眺めてみようと思った。場所は少し上流の舟生~上小川にある橋の上だ。
         
まずは下小川駅近くの平山橋。時折姿らしきものを確認できるが、残念ながら水深もややあって水面の反射や波でよく見えない。
この橋(平山橋)は沈下橋で水面までが近い。
観察には都合がよいが、水深があってなかなか魚影を探せない。
橋幅が狭いうえ欄干が低いので下をのぞき込む際には要注意だろう。


岸近くを漂うサケの死骸
やがてカラスのエサとなる

もっと上流の頃藤地区にある『御城橋(みじょうばし)』の上からも眺めてみた。
水面からの距離はだいぶあるものの、浅瀬を泳ぐいくつか姿を見つけることができた。
(ただ、大きな橋であるがダンプが通過すると橋全体が大きく揺れるので少しコワい)
御城橋(左)と水郡線鉄橋
ここをSLが走るのは絵になる
撮り鉄にはたまらない場所だろう
もっと近くでしっかりとサケの姿を見たかったという若干のモヤモヤを抱きつつ、国道118号を南下して帰路についた。
         
途中にある『奥久慈りんご園』の売店で『奥久慈リンゴ』を買い求めた。いまがちょうど旬。
大子町にはリンゴ園が多く、こうやって道端で販売している。
いろいろな種類のリンゴを並べていて、店の女性の方がそれぞれの種類の味の違いを説明をしてくれる。さらには一切れ試食させてくれるので好みのリンゴを間違いなく変える。なんともうれしいサービスである。すっかりサケの姿のことなど忘れてしまった。
こうやって食べ比べると酸味・甘味のバランスがみな違う。
今回は『陽光』という種類を頂いた。大きなリンゴ6個入りで1080円だ。

売店の向かいが農園のようで、山の斜面に広がるリンゴの林には、これから収穫される実がたくさん付いていた。
しばらくの間、売店は活況だろう。
          
帰り道の途中にある『岩崎堰』に立ち寄ってみた。
車一台だが通れる通路も付属している。
(場所はここ googlemap岩崎堰)。
ここでもサケの姿が見られるのではないかなと、車を進めてみた。
この橋の下の河床は堰のコンクリートになっているので、水深も浅く魚影が容易に探せることがわかった。
車の通行はめったにない橋のため、ゆっくり観察可能だ。(近くに車も止められる)


赤い鶏マークのホームセンター・コメリも近い岩崎堰
いるいるいる。何匹ものサケがあちこちで泳いでいる。
先ほど眺めた上流の橋より、ずっと見つけるのは容易だ。
ちょっとしたサケ観察の穴場ではなかろうか。
黒丸の部分

         
久慈川の漁業を管理している『久慈川漁協』によると、久慈川サケ有効利用調査というのがあり、あくまで調査として一般人が公認でサケ釣りができ、持ち帰りも可能だ(今年の募集は終了している)。
このイベントは、なかなか人気があるらしい。もっと広くPRし、市の観光企画として町おこしにでも利用したらよいのではないかと思う。
久慈川で遡上するサケを釣りあげるというのはめったに経験できまい。やってみたい人も多かろうに。