2014年10月21日火曜日

久慈川を遡上するサケを見に行こう

北海道で見られるような規模ではないが、久慈川でも一生懸命に遡上するサケの姿をいたるところで観察することができる。
昨日(10/20)、山方地区に所用があったついでにサケを眺めてみようと思った。場所は少し上流の舟生~上小川にある橋の上だ。
         
まずは下小川駅近くの平山橋。時折姿らしきものを確認できるが、残念ながら水深もややあって水面の反射や波でよく見えない。
この橋(平山橋)は沈下橋で水面までが近い。
観察には都合がよいが、水深があってなかなか魚影を探せない。
橋幅が狭いうえ欄干が低いので下をのぞき込む際には要注意だろう。


岸近くを漂うサケの死骸
やがてカラスのエサとなる

もっと上流の頃藤地区にある『御城橋(みじょうばし)』の上からも眺めてみた。
水面からの距離はだいぶあるものの、浅瀬を泳ぐいくつか姿を見つけることができた。
(ただ、大きな橋であるがダンプが通過すると橋全体が大きく揺れるので少しコワい)
御城橋(左)と水郡線鉄橋
ここをSLが走るのは絵になる
撮り鉄にはたまらない場所だろう
もっと近くでしっかりとサケの姿を見たかったという若干のモヤモヤを抱きつつ、国道118号を南下して帰路についた。
         
途中にある『奥久慈りんご園』の売店で『奥久慈リンゴ』を買い求めた。いまがちょうど旬。
大子町にはリンゴ園が多く、こうやって道端で販売している。
いろいろな種類のリンゴを並べていて、店の女性の方がそれぞれの種類の味の違いを説明をしてくれる。さらには一切れ試食させてくれるので好みのリンゴを間違いなく変える。なんともうれしいサービスである。すっかりサケの姿のことなど忘れてしまった。
こうやって食べ比べると酸味・甘味のバランスがみな違う。
今回は『陽光』という種類を頂いた。大きなリンゴ6個入りで1080円だ。

売店の向かいが農園のようで、山の斜面に広がるリンゴの林には、これから収穫される実がたくさん付いていた。
しばらくの間、売店は活況だろう。
          
帰り道の途中にある『岩崎堰』に立ち寄ってみた。
車一台だが通れる通路も付属している。
(場所はここ googlemap岩崎堰)。
ここでもサケの姿が見られるのではないかなと、車を進めてみた。
この橋の下の河床は堰のコンクリートになっているので、水深も浅く魚影が容易に探せることがわかった。
車の通行はめったにない橋のため、ゆっくり観察可能だ。(近くに車も止められる)


赤い鶏マークのホームセンター・コメリも近い岩崎堰
いるいるいる。何匹ものサケがあちこちで泳いでいる。
先ほど眺めた上流の橋より、ずっと見つけるのは容易だ。
ちょっとしたサケ観察の穴場ではなかろうか。
黒丸の部分

         
久慈川の漁業を管理している『久慈川漁協』によると、久慈川サケ有効利用調査というのがあり、あくまで調査として一般人が公認でサケ釣りができ、持ち帰りも可能だ(今年の募集は終了している)。
このイベントは、なかなか人気があるらしい。もっと広くPRし、市の観光企画として町おこしにでも利用したらよいのではないかと思う。
久慈川で遡上するサケを釣りあげるというのはめったに経験できまい。やってみたい人も多かろうに。

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