2019年7月23日火曜日

偶然見つけたミツバチの自然巣

近くの山で大きな音を立てて大木が倒れ、直ぐ下を通る道を塞いだ。しかも2本だ。どちらの木も、以前のブログ(2015/7/23)で紹介した『ウルシ(漆)』の木だ。幹周り185cmのものと144cmのものだ。子供のころから大木であった記憶があるのでゆうに百年は経っているのではないかと思われる老木。
「ありやぁぁぁ・・・道塞いじゃったよ。通れなぐなっちった、どうすっぺぇ。漆の木だがんなあ・・あれ」と思案しつつ現場を確認しに行った。


小生、とにかく漆に弱い。湿疹ができると冗談ではなく死ぬ思いをする。過去何回も痛い目にあってきた。樹を触るなどもってのほか、漆の葉から垂れる滴に濡れても痒くなる。樹下を歩くだけでもムズムズしてしまうほど異常に敏感なセンサーを身に着けている。とにかくダメなのである。
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倒れた原因は木の内部が空洞になっていて、つまり洞(うろ)になっていて何かの拍子にポッキリ折れたようだった。斜面に生えていて片方だけに枝を伸ばしてきたので相当な加重が道側に掛かっていたようだ。よくこんな空洞で立っていたものだと感心した。

倒木の周りにミツバチの羽音が盛んに聞こえるので、洞の中をのぞき込むとミツバチの自然巣があった。驚いて興奮している状態であり盛んに飛び回っている。落ち着くまで観察してみた。洞は結構長く(深く)あり巣自体も大きいように思われる。ハチの塊が見えるのは最下部である。

手を入れて巣を外して巣箱に移植したいが、何せ漆の木であるうえ、時季的に水分を盛んに吸い上げて木の割れ目から樹液がたくさん垂れているときている。ちょっとでも触れたら死ぬ思いをする。さてどうしようか。

だれも通らない道だし、しばらくこのままにして捕獲方法を考えるとしよう。
逃げられてもともとと考えれば、なにをしても悔いはない。逃げて我が家近くの空き巣箱に入ってくれれば良いし。
ちょっとワクワクする、突然遭遇したアクシデントである。



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