2016年8月20日土曜日

台風が通過して

先日茨城の東の海上を北上した台風がもたらした雨は、乾ききった大地を潤す恵みの雨だった。
枯れる直前だった野菜の苗は息を吹き返したし、これから芽が出る秋そばにとってはナイスタイミングだった。
だが局地的な豪雨と強風(突風)、あるいは台風通過後の異様な暑さは思わぬ余波をもたらす。

多少強い雨風でも何の影響もないようにミツバチの巣箱は設置してあるのだが、『想定以上』の場合は中にいる蜂にとっては強いストレスとなる。
今度の日曜日(8月28日)に採蜜作業を予定していた巣箱のミツバチが逃げてしまったのである。

公開で行う予定にしていて、6人の参加のお申込みがあったのだが、お断りの連絡を差し上げた。
代わりに採蜜できるような巣箱がまだないため中止は仕方ない。何ともトホホな状態である。

夜中に屋根のトタン板や簾がバタバタして巣箱を打ち付けたのかも知れない。ニホンミツバチは継続して起こる強い振動と騒音にはめっぽう弱い。横殴りの雨が巣箱を直撃して内部に染み込んだのかも知れない。通過翌日に暑さで巣箱内部が異常高温・湿度になったのかも知れない。いずれにしても逃げ出したくなるような『環境の急激な悪化』が発生したようだ。
あくまで推定でしかないが、考えられる原因はこれくらい。反省すべき点・改善すべき点だ。
自然相手であるので、このようなことははままあることと割り切るのを常としている。くよくよしていても始まらないので、前を向いて進むしかない。
ただ、無い知恵を絞ってでも再発防止(と考えられる方策)をとらねばこのように1年の成果がパーになり、徒労に終わる。

まったくニホンミツバチの飼育とは難しい。

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