いま栗の花が満開になっている。
品種によっては多少の開化のばらつきはあるだろうが、いたるところで花が咲いているのを目にする。あの独特の匂いを漂わせて、尻尾状の房が幾重にも垂れ下がっている。
(昔から不思議に思っていること。栗の花はあのように房状で細長く、多数の粒々のもので成り立っている。なのに最終的な実はイガの中に2個~3個しか入っていてない。この花の構造と栗のイガ・実の関係はどうなっているのか?)
花が満開の栗の樹は、ミツバチたちにとって楽園である。
木の下に立つと、木の全体から羽音が聞こえてくる。
どこを向いても花・花・花だし、花粉を集めるには好都合の構造。どうやら花の上を歩き回るだけで良いみたいだ。
忙しなく動き回るミツバチ(→YouTube映像)
たくさんの花粉を巣に持ち帰る。
今年捕獲したミツバチは5群だったが、1群は(何が気に入らなかったのか)翌日に逃避された。
さらに1群は、元気に巣作りをしていた勢いのあった群れだったが、先日からミツバチが激減し、滅亡間近だ。
どうやら女王蜂が何か不慮の事故にあったようで不在となり、群れとして存続できなくなったようだ。巣箱の内部を見るたびにミツバチの姿が減ってきていて、なんとも残念だ。巣も順調に20センチ近くまで伸びてきたのに。
というわけで、現在の元気な巣は、(昨年から続いている1群) + (今年捕獲した3群)の計4群。
これらは、順調に巣が大きくなってきている。今年捕獲の群れは巣の長さが20センチ近く(2段め半ば)だ。
そろそろ巣箱の積み増しをして4段構成にしないといけない時期。来週に作業するつもりだ。
茨城県の栗の収穫高はダントツの日本一。このあたりには栗の専門農家はないが、県南・県央にはちゃんとした生産農家も多い。
ただ、このあたりでは大抵の農家の屋敷周辺には栗の木が植えてある。
だから、ここで採れるニホンミツバチの百花蜜には、栗の花粉も大量に混ざっていることになる。
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