この東野地区に限った話ではあるまいが、いまセイタカアワダチソウの黄色い花がいたるところで咲いている。
今年は例年以上にその姿を見かけるような気がしてならない。
この外来種がじわじわと勢力を拡大している。
そもそもこの植物は、空き地や、荒れた土地など、あまり人間が手を入れていない場所に群生する。
繁殖力がめっぽう強く、刈り込んでも容易には枯れない。他の植物を押しのける性質(アレロパシー)を持つときている。な、なんともしぶとい奴だ。
そんなこともあって、『始末に負えない嫌われモノ』という感が強く、個人的にはあまり好きな花ではなくて、昔からイメージは甚だ良くない。
大宮北小学校近くの踏切の土手両側などは、セイタカアワダチソウにほぼ占領されている。
次の写真は、我が家の田んぼの隣で、かつては田んぼだった場所。いまでは一面がセイタカアワダチソウに覆われている。ススキが次第に脇へ追いやられてきてしまっている次第。
国道293号線、大宮市街地の十文字から甲神社の前を過ぎて東に坂を下る。久慈川を渡る富岡橋がすぐだ。
視界が一気に広がるが、右手南側に見える田んぼの風景は、かつては見事な水田であったはずだが、いまは耕作を止めている田んぼが目立つ。そんな田んぼ一面に広がる黄色いセイタカアワダチソウ。耕作を止めて数年で一気に広がったようだ。パッチワークのような風景だ(写真はない)。
このような場所はますます増えるに違いない。なんとなく悲しくなる。
花粉アレルギーの元凶とされるのはブタクサの方である。
一時期セイタカアワダチソウが悪者扱いされたのだが、それも今では(完全ではないようだが)潔白とされた。悲しいかな、依然誤解している人がいて濡れ衣をまとったままである。
ウィキペディアより抜粋 ~セイタカアワダチソウ
一時は気管支喘息や花粉症の元凶だと考えられていたが、セイタカアワダチソウは虫媒体で風媒体ではないので、花粉の生成量は少ない上に比較的重く、形状も風で飛ぶのには不適であるため、無関係と考えられている。
ウィキペディアより抜粋 ~ ブタクサ
日本国内ではスギ、ヒノキに次ぐ患者数が存在するとされ、秋の花粉症では代表的なアレルゲンである。
盛んに飛んで行っているようで、脚に大きな花粉団子をつけたミツバチが多数帰巣してくる。
春ほど花が多くない時期のミツバチにとっては、有難い花であることは間違いない。
この花から吸い取った蜜も、来年夏に採蜜することになる。あまり歓迎せざる花だが、まあ良しとしよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿