10月になると、そろそろ新そば祭りの話題が聞かれるようになる。
来月上旬ごろから各地でそば祭りが開かれる。
特に旧金砂郷村で毎年開かれる『常陸秋そばフェスティバル』は人気のそば祭りで、大変な賑わいを見せる。小生も毎年参加し、新そばの食べ歩きを楽しんでいる。
今年もその季節が巡ってくる。
毎年一緒に食べ歩きしている県外に住んでいる友人から、今年も『常陸秋そばフェスティバル』へのお誘いがあった。
彼からの情報で、今年の会場はJR常陸太田駅の西側で、駅からもほど近い場所にある『山吹運動公園』らしいということを知った。
大震災の影響で以前の会場(旧金砂郷村の交流センター)が使えなくなったことから、その近くにある工業団地内でここ数年は実施していたのだが、会場がまた変更になったらしい。
山吹運動公園らしい・・・というのは、公式の確かな情報がどこにも出ていないのである(2014年10月02日 AM10:00現在)。
キーワードで検索しても、昨年の情報であったりして、今年の情報にたどり着けなかった。
唯一得られた情報が『
奥久慈どっとこむ』というページの一行(下の黄色い部分)。
最後に頼るべき
常陸太田市の公式HPの『観光 まつり・イベント』コーナーは古い情報のままとなっている。(震災前の開催場所だった『交流センター ふじ』のままだ)
(10/2 21:00追記
常陸太田市のHPの『市合併10周年記念事業』コーナーの中に記載されているとのコメントを頂いたので見てみた。だが、記念事業の一覧に日付と場所の記載のみで、他へリンクもされておらず、詳細はやはりわからぬ。例年作っているパンフレット類はまだできていないのであろうか)
今回はどうやら常陸太田市合併10周年であるために、常陸太田秋まつりと併せて実施するようで、会場をよりアクセスのよい常陸太田市市街地やJRの駅からも近い『山吹運動公園』にしたようだ。
確かに市街地からずいぶん遠い工業団地では、主催者側としては運営管理が大変だったのだろう。あるいは参加者からも不評だったのかもしれない。
小生が小一時間検索して得られた情報は、上記の奥久慈どっとこむの一行だけだった。小生の情報検索能力が低いこともあるのかもしれないが、想定されるあらゆるキーワードを入れて検索しても出てこないのだから、ほとんどの人も同じではないかと思う。
それとも、ことしは一般にはあまり公表しないのだろうか。
開催することはするらしいので、関係者の間では詳細は周知されているのだろう。となるとやはり広報の仕方が拙いとしか言いようがない。
ほかの祭りに比べて断然人気のある新そば祭りなのに、こんなに苦労して探さないといけない(あるいは探しても見つからない)というのは、如何なものだろうか。金砂郷や常陸太田を広く知らしめる良い機会ではないのか。それをみすみす逃すとはもったいない。
いまごろ、小生と同じように『常陸秋そばフェスティバル 2014』の情報を探しているひとがいるはずだ。きっとネットサーフィンしてイライラしているに違いない。それとも諦めてしまったか。
ひどく残念だ。
それにしても、開催のほぼ一か月前になってもちゃんとした情報がネットで得られないという現状はひどくお寒い。小生のような近隣に住む者は、旧金砂郷だろうが常陸太田市街地内であろうが、大差ないから良いが。しかし毎年この祭りを楽しみにしている遠くからくる人たちは、道路や駐車場の心配やらがあるはず。この現状はちょっとおざなりで、関係者におかれては力が入っていないと思われても仕方ないであろう。
例年、会場への車の大渋滞をも、長い待ち時間をも、会場内の混雑をも厭わずに、遠くからお越しになるお客様だ。今年の情報の無さに、きっとブーイングが起こるぞ。
ところで、これは小生の個人的考えだが、常陸秋そばの新そば祭り『常陸秋そばフェスティバル』というのは、
どんなに不便だろうが遠かろうが、旧金砂郷村内で行うことにその大義があるような気がする。旧金砂郷が発祥の地である常陸秋そばである。それがこだわりというものではないかと思う。どうだろうか。『蕎麦』に一言ある人にはそう考える人がいてもおかしくはない。
今年も広島から参加されるであろう、あの達磨・雪花山房の高橋邦弘名人に聞いてみたい気がする。
高橋氏が直接参加し手打ちするそば祭りは全国でもここだけと聞いている。
それはとりもなおさず、高橋氏が金砂郷という場所とブランドにこだわっているからではないのか。
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このようなトレイに入った常陸秋そばを食べ比べる。
特色ある出店が数多く参加しているので楽しい |