2014年5月30日金曜日

ひたち里山カフェ 『ヤマノカ』(山の香) 構想

近くのため池の水辺には『黄ショウブ』が群生している。
遠目にもはっきりとわかる鮮やかな黄色の花だ。
黄ショウブ
まとまって咲いているとなかなか美しい。
こんな風景を眺めつつ、落ち着いたクラシック音楽かジャズでも聴きながら
ゆったりと珈琲でも・・・・
今の時季は、水鳥遊ぶ水面には山々の濃い緑が映える。
空にはホトトギスの『テッペンカケタカ』、『チョットコイ~』のコジュケイのなぎ声が響き渡る。
と思ったら、『ケ~ン、ケ~ン』とキジの鳴き声も向こう岸の草陰で。
たわわに実が付いたプラムの木の下にはミツバチの巣箱も。
カラフルな水郡線の下り列車が通り過ぎ、深い緑の中にやがて姿を消す。
なんとも素晴らしい眺めだ。飽きない。
         
こんな池の傍に、小さなカフェ『ひたち里山カフェ  ヤマノカ(山の香)(仮称)でも開きたいものだ。山の香りがそのまま伝わってくる安らぎの空間・・というほどの意味だ。
クラシックかジャズでも聴きながら(・・・静かに流れるNat King Coleか小野リサなんかがいい)、落ち着いた雰囲気で珈琲や紅茶とともに手作りケーキを楽しめるちょっと洒落た里山カフェ。
自家製ケーキには自家採集したハチミツを使用し、ジャムは我が家のブルーベリー園で採れたものになる。
美味いものを堪能しつつ自然に抱かれる心地よさを存分に味わっていただきたい。日頃の喧噪を忘れる場。仲の良い友達と時間を忘れて話し込むのもよいだろう。

数年のうちには、窓から見える山合いはサクラ・レンギョウ・桃・・・で埋まり、一層素晴らしい眺めになるはずだ。

石窯で手作りピザを焼く体験や、竈(かまど)で薪を燃やしお釜でご飯を炊く体験もできるようなところにしても良いなぁ。

小さいながらも手入れされた水辺あり。ホタル飛び交う田んぼも、花で埋まる里山(玉川桜山)も、そしてローカル水郡線もある(SLが走ることだってある)。
ロケーションもだが、それぞれのアイテムとその構成バランスは抜群であろう。
夢は果てしなく広がる。
でもこれって金スマ・ひとり農業みたいだが、それはさておく。。

・・とまあ述べたものの、まだまだ夢の構想段階だ。
         
昨年末に発行された『千葉里山カフェ』(株式会社グラフィス 刊 1200円+税)という雑誌がある。(なかなか手に入りにくいためAmazonで買った。)

千葉県内のド田舎にわざわざ開店した、上記のようなコンセプトのカフェばかりを紹介している。都会の街中のオシャレなカフェでは味わえない、自然と共生する清々しい雰囲気のカフェばかり40カ所紹介している。
周囲の風景、店舗内部・外観、自慢のメニューなどが写真入りで紹介されている。
一度は訪ねてみたいところばかりだ。
それぞれの店の所在地の田舎指数はここ茨城・東野を軽く凌駕している。
茨城の近場で例えると、大子町生瀬地区・旧水府村・旧里見村の山の中といった感じか。
龍神峡の大吊橋のあるあたりに店がある感じと言ったらいいかもしれない。
『ホントにこんな場所で、お客さんが来るのか???』と心配してしまうようなところばかりだが、逆にそれが良いのだろう。
いずれも素晴らしいこだわりの店ばかり。

とはいうものの、常陸国の我が家のこのロケーションとヴューの方がずっと素晴らしい、という個人的信念・確信は揺るがないのである。
あのような千葉の田舎でやれているのだからここで出来ないはずはないと思う。
『ひたち里山カフェ 山の香』いつか開店できたらいい。
         
Wikipediaで『黄ショウブ』を調べると、この花は外来の帰化種で、繁殖力が強く在来種を駆逐してしまう懸念があるとのことだ。環境省より『要注意外来生物』に指定されているとのことだ。
・・と聞くと、里山の風景と珈琲の香りをイメージしていたのが、急に現実に引き戻されてしまう。

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