2014年3月8日土曜日

金スマ 大いなる農業プロパガンダ

TBSテレビ・金スマ。
このバラエティ番組の中で、『ひとり農業』コーナーに関心がある人は多い。斯く言う小生も、(地元常陸大宮市が舞台として取り上げられる唯一のメジャーTV番組ということもあるが)そのひとりだ。『ひとり農業』を取り上げるときは、ほぼ毎回視聴している(ひり農業を取り上げない時には見ていない。当日朝刊のTV番組欄を見て今夜は『ひとり農業』の特集があることを知るのが常だ)。
         
真冬の農業は動きが乏しい、つまりはテレビ映像としてはインパクトに欠ける時期だ。
この時期を特集した『ひとり農業』だったが、2014年3月7日放映分はおもしろかった。

いつもの農作業や、そこでの生活のいろいろの話(・・ミツバチ・・蝋燭作り・・奈良漬け・・ケンチン蕎麦・・花粉症に効くというジャバラ・・)もそうだが、ヘルムート氏結婚!! の断片紹介映像の引っぱりで最後まで見てしまった人も多かったに違いない。
一昨年の秋に我が家でも蜜蝋を作った。その際の写真。
さすがに蝋燭までは作らなかったが、化粧石けん大の塊ができた。
制作した新しい巣箱の内部面にこれをたっぷりと塗り込んだ。
毎年作付けする野菜などの作物も、チャレンジする作業の数々も、誰しもができることばかりではない内容だし、生業としている専門農業ではないことからのやっかみやら非難も一部にはあるだろうが、田舎生活を愉しみ苦労する姿を紹介する企画としては秀逸である。
(ただ。細かなことをいえば、放送では『ニホンミツバチの巣に糞も含まれているので・・』とあったが、成虫は外で糞をするし幼虫は完全消化であるので、蜜の入った巣に糞は含まれていない(⇨日本蜜蜂の養蜂を始めるときの注意点)。なので巣そのものも食べられる。視聴者に誤解を招く懸念があり残念だ。・・などつっこみはある)
         
衰退が叫ばれて久しい中山間地の農業。
TPPの行方も、こんな田舎の地にも及んでくることになるのだう。
なにもしなくても斯様に人が減り、高齢化が進み、過疎になる場所。
こんな場所でも、いやこんな場所だからこそできる生活の素晴らしさを、農作業の紹介を通して世に強烈にアピールしていってもらいたいと思う。かかる農業プロパガンダは大賛成だ。
1人のファンとして(ヘルムート氏の結婚もそうだが)声援を送りたい。

農作業は毎年同じ繰り返しという一面もあるが、自然条件は全く同じと言うことはないため、日々挑戦という一面もある。そして、いくらでも新しいこともチャレンジできるし、自然の中で発見や感動もあるので、番組としてはいくらでも続けられるだろう。
親御さんの同居、結婚・・まだまだ農業以外の話題はも事欠かないようであるし、このコーナーは安泰かもしれない。しばらく続きそうで楽しみだ。

暖かくなったら、迷惑にならないように、かの地を訪ねてみようと思う。

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