巻き上げられた砂埃で空が黄色く霞むほどで、たいそう酷い情景ではあるが、気温もぐっと高くなり、これでやっと春が来るぞという皮膚感覚だけはうれしい。
春一番と言う言葉からは、小生などはどうしても往年の人気アイドルグループ『キャンディーズ』のヒット曲『春一番』♪をつい思い出してしまう。
われわれ50代半ば世代がかつて青春を謳歌していた時代、昭和51年の曲だ。
人気絶頂時の『キャンディーズ』は、いまのAKB48の人気よりもすごかったのではないかな。そして人気絶頂の中でいきなりの解散宣言。
一時代を彩り、強烈なインパクトを残して吹き抜けていった歌姫たちだった。
今日はまた高知でソメイヨシノ開花との報あり。
これから慌ただしく桜前線が日本列島を北上する。
まだかとソワソワ待つひと、咲いて歓喜のひと、散って惜別の情のひと。
各地で、桜の魔性に魅了され魘(うな)された人々の酔狂の乱がはじまる。
日本人の『非日常スイッチ』をONにさてしまう花だ。
業平風に『絶えて桜のなかりせば 春のこころはのどけからまし』と言ってみたいが、そうであったらそれはまた寂しすぎる。
3年前から山に植樹してきた各種桜の開花が待ち遠しい。
小生もすでに魘されている一人だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿