2016年7月24日日曜日

夏の蜜源不足対策

昨年、休耕田に植えた『ミソハギ』の花が咲き始まった。
株数も増えて、赤紫の花は緑一色の野に明るい彩りを添えている。


ミソハギの花
これから8月末あたりまで赤紫の花が咲き続ける。
花が少なくなる夏場に咲くため、ミツバチたちにとって大切な蜜源の花となる。
我々人間も楽しめるかわいらしい花だ。一面に群生する日が来るのを楽しみにしている。

また、夏場の蜜源対策として花を咲かせるためだけの(=実の収穫は目的としない)『常陸秋そば』の栽培を、今年も行っている。こちらもやっと白い花が咲き始まった。
わざわざ季節外れの常陸秋ソバの花を咲かせている
自宅まわりに6群のミツバチを飼育しているため、出来るかぎりの環境整備としてこのような対策をしてやっている。してやればしてやっただけの効果はあるに違いない。

いまちょうど採蜜シーズン。
1年間の成果物の蜜を採集している楽しい時期なのだが、今この時期になってのミツバチが巣箱から居なくなる『逃避』もあったりして、万々歳とは言えないのが実情だ。
良いことばかりではない。
せっかく順調に巣を伸ばしてきていたにもかがらず、それをいきなり放棄する。
空っぽの巣を見ると虚無感に苛まれ、無力感・脱力感に襲われる。
何かしらの原因があるから逃避するのは間違いないのだが、その理由らしきものが思い浮かばず、対策の打ちようがないのである。あれこれ想像をめぐらして良かれと思う対策を試すことになる。

ことしは15群捕獲して昨年からの3群と併せ18群体制で5月を迎えたが、既に逃避は8群を数え、いまや残りは10群になってしまった。
(これだけ飼育数が減ったとはいっても昨年の3倍以上の業容規模拡大ではある)

この難しさ・底深さがニホンミツバチ飼育のおもしろさなのであって、絶対的な正解がない『答え』を求めて試行錯誤をくり返す。頭の中は常時フル回転で、不思議と飽きることがない。

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