とは言え、目を凝らして辺りを見回すと路傍の草叢の小さな花、あるいは林の木々の花はひっそりと花を付けている。
ちょうど今頃、山の林で咲く花のひとつに『リョウブ』がある。
垂れさがるような白い花を付ける。この花をミツバチは大変好むという。
(やや高い位置に花がついているため、下から見える範囲ではミツバチが群がっている姿はついぞ見たことはない)
たくさん白い花を付ける (注) 後ろの茶色い太い木は松の木の幹 |
なめらかな表面でやや赤みかかった樹皮で、百日紅に似た木肌である。
河川近くの草むらに『ヤブカラシ』。いまちょうど花が咲いている。
藪も枯らしてしまうほど旺盛な繁茂には閉口するが、見事な生命力。
こちらも小さな粒々の花だが、大変良い蜜を出しているらしい。
ヤブカラシの花 いくら刈っても枯れずに伸びてくる強い植物だ |
なだらかな山あいには人々の生活域が広がっている。
山あり畑あり田んぼあり人家あり。
『百花蜜』=『玉川里山はちみつ』は、ここの自然を凝縮した味だ。
大手業者が売っている単一蜜よりも、ずっとずっと濃くて、特色ある『地域の味』がする。
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