春夏秋冬、暗所でじっくりと成熟の時を経た手作り味噌である。
屋敷横の畑で完全有機・無農薬により栽培した大豆(遺伝子組み換えではない)を100%使い、塩と米麹を混ぜ合わせただけの無添加味噌。かつ、手捏ねによる仕込みだ。
2015/1の仕込み |
2015/12の様子 (このあと舐めてみたが指がベタベタになり写真がとれずじまい) |
夏の天地返し時よりは格段に風味を増している。敢えて潰し残した大豆粒も口中でホロリと崩れる。
スーパーで買ってもそんな高値ではない味噌だ。だが、栽培→収穫→仕込みの各段階を自ら行って作った味噌には、格別の『思い』が加味されて市販味噌には無い旨味が醸し出されており、特別の価値がある。
『味噌には塩分が多い』⇒『塩分は高血圧を招く』⇒『だから味噌の摂り過ぎは良くない』という話は良く聞く話だ。そんな気も確かにする。
最近読んだある雑誌の記事で、科学的な観点から味噌が体に良いのか悪いのか、味噌と高血圧などの関係性に着目して研究している大学の先生の記事(JBPERSS ・『食の健康』)があった。興味深い話だったので紹介したい。
・味噌は体に良いのか、悪いのか(前編)
・ 同 (後編)
さてさて、いくら体に良い・美味いと言ってもスギ樽は・・過ぎたるは及ばざるが如しである。ほどぼとにが一番。少しずつ少しずつ味噌汁にして楽しみたい。
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