2015年4月18日土曜日

2015年 ニホンミツバチの分蜂群捕獲

雄蜂の姿を頻繁に見かけるようになってから10日ほど経過。
ソメイヨシノも散って一週間だ。
そろそろ分蜂があるかも知れぬと、事前の準備は抜かりなく終えている。
誘引剤は先週の土日のうちに予定した巣箱には設置した。
いま入巣中の巣箱の前にある柿の木には、杉皮を張り付けた板も括り付けた。
心の準備も含め、用意は万全である。

蔵の軒下に設置してある営巣中巣箱
巣箱の前にある柿の木には、分蜂群誘導板を括り付けた
ここ数日は雨がちだったり、晴れの日でもか風が強かったりして、(教科書的には)分蜂には今一つの気候である。
昨日(4/17)も当地は雷雨で、あいにくの空模様。
そのうえ風も強くて肌寒い一日だった。
さすがの誘引剤の威力をもってしても、この悪天気ではハチたちを呼びつけられぬ。
一方、今日(4/18)はうってかわって風も弱いし晴れで暖かいとの予報。
とすれば、今日あたりはきっと・・・・と、密かに期するものがあった。

午前10時過ぎ、いつもの通り観察窓を開けて巣箱の中を見てみた。
いつもは蜂の塊で黒々しているのだが、今日は巣のあの六角形がところどころ見える。
蜂の数が少ないなぁと感じたその時、頭上の黒々とした蜂の塊とその周りを飛び交う多数の蜂の姿が目に飛び込んできた。

せっかく用意した特別仕様の杉皮張りの板には目もくれず、建物の軒先に固まった。
見事な蜂球

蜂球ができた軒下。この屋根の下に巣箱がある。
幸いに低い位置で、軒下の平面部分に固まったため脚立に上って、補虫網で容易に掬って捕獲できた
補虫網にいれたまま空き巣箱へ運んだ。
空き巣箱の天井部分を開け、蜂球を投下して蓋を閉めた。この間、約10分ほど。あっけない、あまりに簡単に済んだ捕獲劇だった。
網から飛び出したハチたちは、しばらくは巣箱の周囲を飛び回っていたが、ものの10分もしないうちに沈静化して、巣門をいつものように出入りしだした。
夕方頃には、花粉団子を付けた蜂が帰還してくる姿も確認できた。

せっかくの誘引剤も、捕獲板も出番がなかったのが皮肉だが、まずは幸先の良い2015年分蜂群捕獲劇のスタートだ。
文句なしの満足な1日だった。

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