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花の名前は、諸葛菜とも花大根とも紫花菜とも |
この紫の花が密集して咲いている光景はなかなか壮観で素晴らしい。
咲く時期が一緒の菜の花の黄色と、コントラストも良い。
桜が咲くころから咲き始めて、随分と長い期間花をつけているので、十分楽しめる花だ。
好きな花の一つである
この花は、線路わきの土手や畑の端っこ、塀の隙間など、あまりちゃんとした場所でないところ(きちんと手入れされた庭のような場所でないところ)に群生しているのをよく見かける。
最近まとまって咲いている姿を見たのは、甲神社前から富岡橋へ向かう下り坂の左手(道路北側にある土手の南斜面)。それと大宮二中脇の水郡線土手にもちょっとした群生場所がある。
両者ともとても手入れされてるとは言えない草むらだが、この紫の絨毯がまとまって広がっている。
自然に種が落ちて増えて、辺りがこの花で埋まるようだ。
草を刈られてもちゃんと生き残って毎年花を咲かせている。
結構タフな植物、場所を問わない栽培が容易な植物なのだろうと思っていた。
だが我が家には、なかなか条件が合わぬ花のようだ。
我が家の敷地で、ここ数年にわたって栽培を試してきた。
6月下旬に実を付けるので、この種子を集めてきては蒔いてみた。
だが、悲しいかな、この5年間ほど試しみたが芽は出ても育たずじまい。
3年前からは、咲いている株を数株そっと拝借して移植してみた。だがこれも根付かず。
幾度も試しみた結果がこれであるので、(あきらめてはいないが)我が家の土が合わないのだろうという結論に至った。
そういえば我が家の近くでこの花が咲いているのはまったく見かけない。
正直、こんなに難しい花だとは思っていなかった。
先日、親類の家を訪ねた折、柚子の木の下(畑の横の草むら)にこの花の立派な群生があるのに気付いた。ダメもとであるし、頼み込んで、数十本の株を堀り上げさせてもらった。
断ったうえで、株元の土も周囲を含めてたっぷりと掘り上げさせてもらった。これだけこの環境をそのまま移植したらきっと大丈夫だろうと。
移植したその日は萎れていたものの、翌日にはシャキッとした姿に。
なんとか根付くと良いのだが。
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菜の花と並ぶと紫が引き立つ |
これでもダメなら、また来年この親類宅から頂戴するつもりだ。まだあきらめない。