先日降った雪が消えつつある。
我が家では、山裾の栗の林の下がフキの自生地。
よほど生育環境が適しているのだろう、勝手に生え、勝手に増えていっている。
残った雪の間から『ふきのとう』が姿を現した。
ふきのとうは好きな人と苦手な人が極端に分かれる。
えぐみ・苦み・香りは峻烈であるから仕方あるまい。
ほろりと苦いこの早春の野草は、ちょっぴり危険で神秘的な味を楽しませてくれる。
天ぷらにして食べるのが一番だが、このぐらいの黄色く固い蕾段階から、僅かに先が開き加減のころのふきのとうが、苦みも香りも良い。
この苦みは食味をそそる。それに消化液の分泌を亢進してくれる(気がする)。
だが摘めるような蕾はまだまだ少ない。
もう少し待ってからこの大人の味を堪能することにしよう。
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