2021年9月23日木曜日

彼岸花(曼珠沙華) 満開

今日は彼岸の中日。天気に恵まれ穏やかな一日、我が一族の墓地には墓参りに訪れる家族連れがいくつもあった。昨年は秋の彼岸に彼岸花の開花が間に合わなかったが、今年はまさにこの彼岸の中日に満開となった。

墓地の参道に列をなして咲き誇る曼珠沙華は見事な景観となっていて、その艶やかな赤は墓参の人たちの目を引く。

ここ10年間、この景観をイメージしつつコツコツと移植してきた成果がここに現れている。もっとも彼岸におられる先祖の供養が一番の眼目ではあるが、此岸の我々もこの風景には心和むのではないかしらん。

雨続きで遅れていた稲刈りもやっと終わった。気持ち的にも大きな節目を過ぎた感がある。来週末はもう10月。あと3か月で今年も終わってしまう。

2021年9月18日土曜日

お化けカボチャを保育園に寄贈  園児たち大喜び

先日収穫したハロウィンお化けカボチャを、市内にある保育園に寄贈した。

初めての栽培で思うようにキレイなカボチャは収穫できなかったが、大小2個を園長先生にお引き渡しした。さっそく園の入り口に並べてくださり、園児たちと記念撮影。

園児たちは(・・先生方もだが)初めて見る本物の大きなカボチャに大喜びだった。


この保育園においても、今年はコロナ禍のために例年実施していたハロウィンイベントは軒並み中止し、飾り付けだけとお聞きした。
この予期せぬプレゼントに園児たちも先生方も大喜びしてくださった。なにはともあれ、このような形で喜んでいただけたのは生産者としてとてもウレシイ。

□ 🎃 □ 🎃 □ 🎃 □ 🎃 □

今年初めて挑戦した『ハロウィンお化けカボチャ』栽培だが、栽培技術が未熟だったこともあり、ほとんどのものに腐りが入ってしまい残念な結果となった。どうにかきれいな形で収穫できたものはホンの数個。大きさも色も形も良いものは収穫しようとしてみると、ほとんどが接地部分から腐食が進んでいて収穫を断念した。

ハロウィンお化けカボチャは見た目が勝負。綺麗なものに仕上げるということがずいぶん難しいものだとつくづく思い知った。

お化けカボチャは、悲しいかな、なにもサポートしてやらないとその自らの重さで変形しつぶれた饅頭のような形になってしまう。一般的な食用カボチャは表皮も果肉部分もとても硬いのでこのようなことは起こらないが、お化けカボチャは薄い表皮こそ固いもののすぐ内側の果肉部分は多量の水分を含んだフカフカしたとても柔らかい組織(スイカに近いほどだ)であり、内部は広い空洞であるため、重い故につぶれやすい。加えて畑地面に接している部分はきれいなオレンジ色にならないし、そこから腐りやすいときている。

収穫したなかで、一部腐り始めてはいるが、大きさも十分で形も色も良いカボチャは捨てるには惜しいため、傷んだ部分のみ削り取り、内部をくり抜いて乾かした。今回保育園に寄贈した大きなものはその一つだ。ホール(完形まるまる1個の)カボチャだと重たくて運ぶのも苦労するが、内部をくり抜いたものだと、どうにか一人で運べるレベルなので保育園の先生方でも扱いやすい。

今回カボチャ種はたくさん確保できた。来年は今年の失敗学習を活かしてより高品質の実をたくさん収穫したいと思う。リベンジだ。園の皆様も期待してくれているのでやりがいがある。

2021年9月16日木曜日

サトイモの花

サトイモに花が咲いた。初めて見る珍事。
葉の下に黄色の花が咲いている
このサトイモの品種は丈がヒトの背丈程ある


ネットで検索してみるとやはり珍しい事のようで、ニュースになっているケースがある。
黄色いミズバショウといった様の花だ。縦の大きさは20センチほど。よく見ると既に花が終わった後の棒状の実(?)らしきものが他の株にいくつも確認できた(上の写真で黄色い花の右側の緑色のもの)。
割と長い期間にわたり次から次へと咲いていたようだ。どうやらまだしばらく開花が続きそうである。
サトイモは東南アジア原産の熱帯植物。日本では日照や気温などの条件が整った時にのみ花を咲かせるのだという。
と言うことは、ここ茨城も熱帯に近い高温多湿の環境に近づいてきているのかもしれない。
異常気象のせいでなく、吉兆、瑞祥であって欲しいものだ。

2021年9月5日日曜日

稲 刈り始め

ここ数日の雨続きで稲の倒伏が進んでしまっている。

しっかり実った稲は頭の穂の部分がたいそう重たいので、激しく打ち付ける雨で容易に倒れてしまう。一度倒れた稲は自力で起き上がることは絶対に無い。しかも田の土面に接してしまい水分を含んだ稲穂は変色して急速に劣化が進む。このような稲は早急に刈り取らねばならない。

今日の午後から稲刈りを始めた。晴れ間ものぞく天気。暑すぎず絶好の作業日和となった。自宅裏の田んぼ(背戸と呼んでいる)からスタートした。先日来の降雨でぬかるんではいるが作業が不可能なほどではない。僅かな耕作面積の田んぼなので午後の数時間で終了できた。

あとの田んぼはこれからの天気次第で作業スケジュールが決まる。とはいえ、来週が稲刈りはピークだ。晴れが続いて順調に作業が進むことを祈るばかりだ。


2021年8月30日月曜日

里山プレミアム「令和3年産 谷津田安心米」予約販売開始 

 刈り取りを待つ谷津田の様子だ。


田んぼの稲穂が緑から黄緑色に、さらに黄色、黄金色になってきた。幸いに風で倒れた稲穂はごく一部。防獣フェンスに守られ、イノシシ被害も全くない。手間を掛けた甲斐あって例年になく綺麗な稲に育った。良いお米が穫れそうだ。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

今年からこの谷津田で収穫した米を「里山プレミアム 谷津田安心米」として限定販売することにした。栽培した田んぼが一カ所に限定された特別米である。山から滲み出た清浄な水だけで栽培し、天日干しによる自然乾燥である。化学肥料・農薬の使用は最低限(田植え時に少量、一回限り)に止めている。ほぼ農薬については無農薬と言って差し支えないと思う。農林水産省の定める「特別栽培米」は定義が細かくて、厳密には当てはまらないが、限りなくそれに近い条件での栽培である。

「清浄は安心の源」がコンセプトの米である。

品種はコシヒカリ。精米した白米450g(約3合)ずつ真空パックしてある。10袋一組の箱単位でのご注文・ご提供となる。。

(見本イメージ)
3合(450g)ずつの真空パック

価格は1箱10袋(4.5kg) 入りで3,300円(税込み)、送料無料。

今年度は50箱をご用意する予定。なお、今年度は初回でもあるので、ご注文頂いた方全員に我が家で採れたニホンミツバチの生はちみつ「玉川里山はちみつ」(50g入り 700円相当)ひと瓶を同梱し、プレゼントする予定でいる。こちらもまた里山プレミアムのひと品。十分ご堪能いただけるものと確信している。

希少な二ホンミツバチの生はちみつ
50g入り小瓶を全員にプレゼント

ご注文、お問い合わせは下記メールにてご連絡を。

hitachi-satoyama-farm@live.jp

2021年8月25日水曜日

カラミンサ 挿し芽

いまでは「ミツバチのため」というキーワードがいろいろな作業の動機付けになっている。

たとえば、この植物はミツバチが好む花がたくさん咲くから植えようとか。この樹木は花にミツバチが良く来るから伐採せずに残しておこうとか。花が少ない時期に花が咲くあの樹木を挿し木して増やして植えようとか。見て楽しむ、あるいは実った果実を楽しむという目的もあるのだが、それ以上にミツバチのためというのが目的となっている感がある。

今日、カラミンサを挿し芽した。


カラミンサの一つの品種であるカラミンサネペタは葉がミントの匂いがして、小さくて可愛らしい花がたくさん付く。その花は初夏に咲き出して11月頃までずっと咲き続けミツバチや他の昆虫がたいそう好む。いままさにたくさんの花を付けている。

挿し芽は簡単に・金を掛けずに花の株を増やす、最も手っ取り早い方法だ。今日はおそよ150ポット分の茎を切り取ってきて挿した。うまいこと根付けば自宅周辺の空いている場所にどんどん植え込む予定だ。




どこにだろうと、とにかくミツバチたちが好む花が大量に咲いていれば、すなわちそこがミツバチたちの楽園になる。

その咲き誇る姿をイメージしながらポットに次々挿した。単純作業だが楽しい。このあとはラベンダーの挿し芽を予定している。

われわれ人間にとっても(雑草でなくて管理されたキレイな)花が咲き乱れる風景というのは精神的にもたいへん良い。ココロが安らぎ和む。来年の植え付けが楽しみだ。

2021年8月24日火曜日

ワレモコウ

 暑い日が続いているが季節は秋に向けて着実に変化している。早生の品種の栗はもう既に落果し始めた。収穫が本格化する前に樹下の草刈りを進めている。


栗の木の周囲には秋の花、ワレモコウの群生場所がありまさにいま満開だ。8月もあと少しで終わる。