2019年3月24日日曜日

女王蜂の姿

ミツバチ巣箱の中の様子を確認した。
この巣箱は巣枠式なので、枠を取り出して容易に観察することができる。

ニホンミツバチは一般には重箱式巣箱での飼育が主なので、構造上、女王蜂の姿を確認することはなかなか難しい。我が家でもこうやって女王蜂が見られるのはこの一箱ある巣枠式巣箱だけだ。

今日は女王蜂がウロウロしているところを写真に収めることができた(赤丸が女王蜂)。
他の働きバチより一回り大きく、胴の部分が長くて黒いのですぐに見つけられる。
女王蜂の役割は産卵だけ。今は来月にあるであろう巣分かれ(分蜂)に向けて、産卵を続けている最中のはずだ。サクラが散ってほどなくしたら巣分かれの時期。

2019年3月19日火曜日

サンシュユの不思議なチカラ

鮮やかな黄色でカワイイ「山茱萸(さんしゅゆ)」の花。

今頃の花は、なんだか黄色い花が多いような気がする。
黄色は元気が出る色。これから始まる季節の躍動の予感がして好きだ。


ところで、このサンシュユ。意外な性質がある。
温めた牛乳にこの木の枝を数本差し込んで、保温して一晩置くと、ヨーグルトができる(wikipedia)らしい。
わざわざ試そうとは思わないが、ネット上では実際に試しているひとも多いらしく、画像をアップしている(実際に食したかどうかは分からないが)。

2019年3月14日木曜日

シイタケ 菌植え付け

今年は作業がやや遅くなったが、シイタケの菌(種駒)を原木に打ち込んだ。

例年通り、一箱800個入りの「森290号」である。
原木とした木は、栗とコナラとヤマザクラ。昨年の晩秋に倒しておいた木を玉切りし、太い原木、細い原木、合わせて50本に打ち込んだ。

駒打ち後は散水しシートを被せ、「仮伏せ」と呼ばれるシイタケ菌を原木にいきわたらせる状態にした。梅雨明けの頃に日陰のシイタケ圃場に移動して並べる予定だ。今回作業した原木からシイタケが生えるのは、一年半後の来年秋。肉厚の「どんこ」、いや、やはり一番は「こうこ」かな、を食べるのが何よりの楽しみだ。

2019年3月1日金曜日

レンゲ畑

去年の9月はじめ、休耕している畑と田んぼにレンゲの種を撒いた。
蜜源を増やすためのレンゲ種まきは、何度か試してきたがなかなかまとまった株が生えず、見るも無残な貧相なものでしかなかった。

今回は根粒菌を大量に使い、種にしっかりと塗してから、これでもかというくらいに畑と田んぼに撒いてみた。
その後、大雨で覆土とともに発芽前の種が流されたりして心配したものの、どうにか発芽にこぎつけた。遠くから見てもそこだけこんもりとした緑の帯が確認できるほど生え揃った。

開花が待ち遠しい。ミツバチたちはまだこの事実に気付いていないだろうが。。

ただ気がかりなこともある。害獣イノシシは容赦なく畑や田んぼを荒らしまくるのである。悲惨な畑にいつ変わり果てるか分からない。ヤツラの悪行には怒り心頭である。

かような「意地やげっちゃう」ことも多かったりするが、満開のレンゲ畑に飛び交うミツバチたちを見て和んだりと、あんなこんなをすべて含めての楽しい田舎生活である。

2019年2月25日月曜日

杉丸太から丸洞巣箱を作る

今年になってから、杉丸太をくり抜いて作ったいわゆる「丸洞」が欲しいという話が立て続けにあった。どれもミツバチを飼育しておられるかたからのご依頼で、すでにあるものをお分けしたり、新しく作って送って差し上げたりした。
今回はまとまった数のご要望で、まるまる一日制作に没頭した。
今回はご希望が、直径30cmで高さ30cmの丸洞だ
杉木立を伐採し、直径が30㎝の部分を切り出してきてからの作業だ
重箱巣箱は自分で作ろうと思えば、材料の板はホームセンターで買い求められるし、少々の日曜大工の心得と工具がありさえすれば、出来映えはともかく一応巣箱は出来上がる。
こうやって趣味の養蜂家はその入門編として大抵の人が重箱巣箱からスタートしたりする。そしてある程度経験してくると、巣枠式巣箱だったり丸洞型巣箱だったりを試してみたくなる。・・・というのがパターンのようで、小生もそうだった。
こまかなことは聞いていないが、今回のご依頼主の方もおそらくそのようなことなのだろう。
◆  ◆  ◆
丸洞巣箱に適した杉丸太は、直径30センチあたりで大きすぎても細すぎても不適である。さらに、よじれていたり節があったりする丸太はくり抜くのが困難だ。真っすぐで年輪がキレイナ同心円であるような材木が望ましい。
一般の方にとっては、このような丸太を必要分だけ(今回は1.5メートルほど)手に入れるのはなかなか難しいだろう。かつ、かなりチェーンソーを使い慣れていないと切り口は平らにならないし中心部が思うようにくり抜けない。
なのでな丸洞巣箱を手作りするというのは、なかなかできないことだと思う。

小生の場合は、幸いにもこれらの条件が揃っていたので、これまでいくつもの丸洞を作ってきて、自家用分は当然として、お分けもしてきた。
我が家の山から切り出した杉丸太が、姿を変えていろいろな地域でご利用いただいている。嬉しい限りだ。
◆  ◆  ◆
もうすぐ3月。分蜂の群れを捕獲するための諸準備は今し始めないとシーズンに間に合わない。今回お送りした丸洞も直ぐに見知らぬ街の山野に設置されることになるのだろう。
これも各所で役立つといい。

2019年2月23日土曜日

タリーズのはちみつ

コーヒーチェーン店の一つである「タリーズ (TULLY'S)」が店内ではちみつを大々的に販売してるぞ、と都内の友人が写真付きで知らせてくれた。
奥の青いラベルがブルーベリーはちみつ
手前の黄色いラベルがTULLY'S HONEY
なんでも、前からあるタリーズハニー(アルゼンチン産はちみつ)に続いて、つい先日からブルーベリーはちみつ(カナダ産)の販売が始まったということだ。新商品らしく販売員が立ち、試食サービスがあったようで両はちみつを食べ比べ出来たのだそうだ。
あいにく茨城県内では一番近いところでも水戸駅南の店舗で、行く機会も当面ないので試食できそうもない。

HPを見ると確かにブルーベリーはちみつは出たばかりの新商品らしい。
    タリーズハニー
そして、タリーズではドリンクメニューでもミルキーハニーソイラテハニーミルクラテなど、はちみつが加えられた飲み物も人気の定番らしい。コーヒーとの相性が良いのだろう。
残念な舌しか持ち合わせぬ身としては、ラテとカフェオレの味の違いさえ認識できない(・・ベースとなるコーヒーがドリップしたものかエスプレッソ式で作ったのものかといったテクニカルな違いは知っている。泡にアートしてしまいたくなるのがラテというのも、だ)のが悲しいが、コーヒーのアクセントとして(何だか体に少しでもよさそうな)豆乳やらミルクにはちみつが並んできているのが頼もしく思う。

先だって訪れた上島珈琲でもそうだったし、スタバにおいてもだが、このような大手コーヒーショップチェーン店において、はちみつが使われるメニューがだいぶ増えた。ちょっとした流行・トレンドなのかもしれない。スタバでは、はちみつポットがコンディメントバーに置いてあるそうで好きなだけ入れられると聞くし。
タリーズのように独自商品として並べられたりするのはもっと喜ばしい。
これを奇貨として、たくさんのひとにはちみつの楽しさ・美味しさを知ってもらいたいものだ。

2019年2月2日土曜日

古代ハスの田んぼの整備

田んぼの隅に植えた古代ハスが毎年きれいな花を咲かせ、道行く人の目を楽しませている。特に昨年の夏には推定1千程度の花を付けたようだ。
開花したばかりの蓮の花の写真を撮るために、わざわざ早朝にカメラを並べる人も多数いると聞く。
水郡線と古代ハス
◆  ◆  ◆
その田んぼの周囲は単なる土の畦道。
イノシシがしばしばこの畦道を壊す。
ミミズを求めて土を掘り返すのである。
田んぼの周囲の土が崩れるのは稲作の作業上も不都合が多いので、本当に悩ましい。

ということで、土の崩れるのを少しでも食い止めるのを第一の目的として、護岸工事を開始した。丸太を杭として打ち込み並べてゆく作業である。

ちょうどいま、冬場の山作業として杉や檜の木の伐採を進めているので、杭にするちょうど良い太さ(直径が10センチくらい)の丸太が用意できるので一石二鳥だ。
一月中はこの丸太を準備するのに注力してきた。
そしていよいよ、掛けや(大型の木槌)で一本一本打ち込んでいく作業を開始した。


170本の丸太を打ち込んでも、やっと16メートルほどしか進まない。
これだけやっても全体の3分の1ほど。当面、木の切りだし作業(第一の目的は山の整備のためだが)と、杭打ち作業が続く予定だ。
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場所柄、夏場には雑草が生い茂るため、どこまでが道でどこからが水たまりなのかが分からなくなっていて、開花した蓮の写真を撮る人たちにとっても足場が悪い状態になっていた。これで少しは安心して花に近づいて写真を撮ってもらえそうだ。