2021年10月22日金曜日

ハロウィンカボチャ ミニサイズ

 ハロウィンイベントにオレンジ色のカボチャは欠かせない。

今年、お化けカボチャの栽培を初めて試してみたが想像以上に難しかった。姿は大きくなるのはなるのだが、その重量ゆえになかなか動かせなくなり、地面に接する部分が固定化する。そうなるとその接地部分の表皮がとても弱くなりそこから腐り始める。ほんの小さな傷からもまた腐り始める。何とかしようとして大きくなったカボチャを下手に動かすと茎がボキッと折れてしまう。

たくさん実をつけ、それぞれが周囲120cm~150cmくらいには巨大化してくれたのだが、最終的に収穫できたのは10個ほど。巨大に育ったカボチャのほとんどが畑で朽ち果ててしまった。収穫した10個のうち8個はしばらくすると腐ってきてトロトロになり悪臭が漂いコバエが飛び交い、廃棄してしまった。最終的に残ったキレイな完形品は2個。うちひとつが保育園にプレゼントしたものだ。あまりに不甲斐ない結果に終わった。

保育園に寄贈した大きなカボチャ(ごく一部が腐ったものの綺麗な姿を留めていたため腐った部分と内部を削り取ったものを寄贈した)も、あれからほどなくして腐ってきたとのことで捨ててもらった。小さな方はまだちゃんと姿を維持しており、圓の方が顔を書いてくださり飾られている。

なにはともあれ試行錯誤。トライ&エラーだ。来年に向けて学んだことは多い。

お化けカボチャとは別にミニサイズのハロウィンカボチャもある。こちらは手にのるサイズでカワイイ。あまりに形が整っていて色も均一でキレイであるため、一見すると石膏か何かで出来た作りモノのような感じがするが、れきっとした本物の生のカボチャである。店舗などのディスプレイに人気があるようだ。

自然のものはやはりよい。100円ショップなどで手に入るプラスチック製カボチャのようなチープな品には無い本物の風合いがある。

これをとあるところで買い求めた。無論、観賞用ではなく、種を採るためだ。

外皮はとても硬くてなかなか包丁が入らなかった
The pumpkin which can't be cut easily.

ここちらも来年栽培してみることにした。こちらはまた違った育て方のコツがあり、難しいのかもしれない。。運よくたくさん採れたならまた保育園に差し上げたいものだ。

今年の失敗から学び再度チャレンジするお化けカボチャ。初めてチャレンジのミニサイズのカボチャ。

さて来年の今頃、どのような報告ができるだろうか。楽しみだ。

Give thanks to the Lord..


2021年10月11日月曜日

クルミ収穫

 過日の台風による強風で、丁度収穫時期だったクルミが大量に落下した。通常は少量ずつ自然落下するので、完全に落ち切るまでには結構時間がかかっているのだが、今年はほとんどの実が一度に落ちた。拾い集める作業日数は例年よりだいぶ短縮された。



これから一番手間がかかる作業の、一個ずつ殻を割って食用部分である「仁」を丁寧に取り出す作業に入る。だが、殻はキレイだが実際に割ってみると仁が腐っているものも多い。また仁が見た目の悪い真っ黒な皮に包まれたものもある。これらを除外すると実際に食に供することができるものは拾った全体の6割といったところだろう。

これを使って今年もハニーナッツ『くるみ&百花蜜』を製造する予定でいる。生産者としては例年好評いただいているのは甚だ嬉しいのだが、毎回数量限定とならざるを得ずすぐに売り切れとなってしまい、希望の方全員にお渡しできないのはなんとも心苦しい。


2021年10月2日土曜日

ミゾソバ(溝蕎麦)

 近くの休耕田に「ミゾソバ(溝蕎麦)」が群生していて、いまが花の盛り。野生の花ではあるが、これだけ一面に咲き揃っているとなんともいい眺めだ。


小さな白とピンクの花が茎の先端に付いているのだが、球体状の花のように見える固まりが小さな花の集合体で、よく見ると一つ一つが可愛らしい花だ。

実はこの花がミツバチたちは大好き。盛んに訪花して蜜を集めている。

⇒ Youtube動画 https://youtu.be/GDNKJmow0i8



まさにいま茨城北部では常陸秋ソバがちょうど満開で花盛りなのだが、この近くには耕作している畑が無いので、ミツバチたちにとっては大変ありがたいミゾソバの花なのである。間もなく咲き始めるセイタカアワダチソウまでのつなぎの時期ではあるのだが、けっして脇役ではない存在感ある花だ。

2021年9月23日木曜日

彼岸花(曼珠沙華) 満開

今日は彼岸の中日。天気に恵まれ穏やかな一日、我が一族の墓地には墓参りに訪れる家族連れがいくつもあった。昨年は秋の彼岸に彼岸花の開花が間に合わなかったが、今年はまさにこの彼岸の中日に満開となった。

墓地の参道に列をなして咲き誇る曼珠沙華は見事な景観となっていて、その艶やかな赤は墓参の人たちの目を引く。

ここ10年間、この景観をイメージしつつコツコツと移植してきた成果がここに現れている。もっとも彼岸におられる先祖の供養が一番の眼目ではあるが、此岸の我々もこの風景には心和むのではないかしらん。

雨続きで遅れていた稲刈りもやっと終わった。気持ち的にも大きな節目を過ぎた感がある。来週末はもう10月。あと3か月で今年も終わってしまう。

2021年9月18日土曜日

お化けカボチャを保育園に寄贈  園児たち大喜び

先日収穫したハロウィンお化けカボチャを、市内にある保育園に寄贈した。

初めての栽培で思うようにキレイなカボチャは収穫できなかったが、大小2個を園長先生にお引き渡しした。さっそく園の入り口に並べてくださり、園児たちと記念撮影。

園児たちは(・・先生方もだが)初めて見る本物の大きなカボチャに大喜びだった。


この保育園においても、今年はコロナ禍のために例年実施していたハロウィンイベントは軒並み中止し、飾り付けだけとお聞きした。
この予期せぬプレゼントに園児たちも先生方も大喜びしてくださった。なにはともあれ、このような形で喜んでいただけたのは生産者としてとてもウレシイ。

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今年初めて挑戦した『ハロウィンお化けカボチャ』栽培だが、栽培技術が未熟だったこともあり、ほとんどのものに腐りが入ってしまい残念な結果となった。どうにかきれいな形で収穫できたものはホンの数個。大きさも色も形も良いものは収穫しようとしてみると、ほとんどが接地部分から腐食が進んでいて収穫を断念した。

ハロウィンお化けカボチャは見た目が勝負。綺麗なものに仕上げるということがずいぶん難しいものだとつくづく思い知った。

お化けカボチャは、悲しいかな、なにもサポートしてやらないとその自らの重さで変形しつぶれた饅頭のような形になってしまう。一般的な食用カボチャは表皮も果肉部分もとても硬いのでこのようなことは起こらないが、お化けカボチャは薄い表皮こそ固いもののすぐ内側の果肉部分は多量の水分を含んだフカフカしたとても柔らかい組織(スイカに近いほどだ)であり、内部は広い空洞であるため、重い故につぶれやすい。加えて畑地面に接している部分はきれいなオレンジ色にならないし、そこから腐りやすいときている。

収穫したなかで、一部腐り始めてはいるが、大きさも十分で形も色も良いカボチャは捨てるには惜しいため、傷んだ部分のみ削り取り、内部をくり抜いて乾かした。今回保育園に寄贈した大きなものはその一つだ。ホール(完形まるまる1個の)カボチャだと重たくて運ぶのも苦労するが、内部をくり抜いたものだと、どうにか一人で運べるレベルなので保育園の先生方でも扱いやすい。

今回カボチャ種はたくさん確保できた。来年は今年の失敗学習を活かしてより高品質の実をたくさん収穫したいと思う。リベンジだ。園の皆様も期待してくれているのでやりがいがある。

2021年9月16日木曜日

サトイモの花

サトイモに花が咲いた。初めて見る珍事。
葉の下に黄色の花が咲いている
このサトイモの品種は丈がヒトの背丈程ある


ネットで検索してみるとやはり珍しい事のようで、ニュースになっているケースがある。
黄色いミズバショウといった様の花だ。縦の大きさは20センチほど。よく見ると既に花が終わった後の棒状の実(?)らしきものが他の株にいくつも確認できた(上の写真で黄色い花の右側の緑色のもの)。
割と長い期間にわたり次から次へと咲いていたようだ。どうやらまだしばらく開花が続きそうである。
サトイモは東南アジア原産の熱帯植物。日本では日照や気温などの条件が整った時にのみ花を咲かせるのだという。
と言うことは、ここ茨城も熱帯に近い高温多湿の環境に近づいてきているのかもしれない。
異常気象のせいでなく、吉兆、瑞祥であって欲しいものだ。

2021年9月5日日曜日

稲 刈り始め

ここ数日の雨続きで稲の倒伏が進んでしまっている。

しっかり実った稲は頭の穂の部分がたいそう重たいので、激しく打ち付ける雨で容易に倒れてしまう。一度倒れた稲は自力で起き上がることは絶対に無い。しかも田の土面に接してしまい水分を含んだ稲穂は変色して急速に劣化が進む。このような稲は早急に刈り取らねばならない。

今日の午後から稲刈りを始めた。晴れ間ものぞく天気。暑すぎず絶好の作業日和となった。自宅裏の田んぼ(背戸と呼んでいる)からスタートした。先日来の降雨でぬかるんではいるが作業が不可能なほどではない。僅かな耕作面積の田んぼなので午後の数時間で終了できた。

あとの田んぼはこれからの天気次第で作業スケジュールが決まる。とはいえ、来週が稲刈りはピークだ。晴れが続いて順調に作業が進むことを祈るばかりだ。