ミツバチ同様、スズメバチの仲間も巣作りに懸命な季節だ。
軒下で「トックリ(徳利)型」の巣を見つけたことがあるひとはきっと多いだろう。とても特徴的な形なのですぐにわかる。これはコガタスズメバチの巣だ。我が家の軒下にも作られているのを見つけ、さっそく棒で叩き壊して駆除した。
コガタスズメバチという名前でも、特別小さくもないスズメバチだ。当然ミツバチの巣箱にも盛んに押し寄せてはミツバチを捕食する憎い存在である。
巣作り初期の時期はこのようなトックリ型だが、次第にこの下側の細い管状部分がかじり落されて、やがてはあのスズメバチ特有の縞模様の丸い巣になる。そのころには内部ではスズメバチたちが盛んに子育てをしている。巣が大きくなるまで放置したことがないので知らなかったが、直径25cm程度まで大きくなるそうだ。
いずれにしても、スズメバチは春から初夏の時期には、まだ女王バチしかいないので、スズメバチトラップを仕掛けて活動中の女王バチを捉えてしまうことで、後の大繁殖を防げるし、事故にあうリスクも、そして恐怖心も低減させることができる。長年、それぞれ一番廉価な酢と日本酒を使用し、適当に混ぜた液体をペットボトルに入れて数多くぶら下げている。
いまそのトラップ内には、蝶や蛾、カエル、コガネムシ、ハエなど多数浮いている。数が多すぎてどれくらいスズメバチが捕獲できているかよく確認できないが、あの色彩と模様が一部見られることから、間違いなく効果はある。この先行した涙ぐましい努力の成果は、9月上旬のスズメバチ来襲ピーク時に出る。
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