2017年5月12日金曜日

短スギ丸太・丸洞型巣箱 販売します

ここ数年、自家林の手入れを進めている。自宅に近くいやでも目に入る場所であり、一角には先祖代々の墓地もあるので何とかしたいとずっと考えていた場所だ。少しずつ手入れしてきた成果で、雑木で鬱蒼としていた林はすっかり明るくなり、墓地は陰鬱なイメージから一変した。

毎日眺めるスッキリとした山肌や稜線はもとより、お墓が明るく見える風景は精神的に良いものだ。ご先祖様もジメジメして暗い場所よりも、明るく開放的なこちらのほうをきっとお喜びになるに違いない。墓参りに来る一族の方々の評判もすこぶる良く、礼を言われたりするので、やった甲斐があるというもの。いや~かえってどうも。。である。
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木を切り倒したあとには大量の丸太が出る。枝は容易に焼却処分できるが、太い幹の部分は処分がとても厄介だ。運搬に手頃な35~40センチ程度の長さに切っているのだが生木なので重たい。この冬に切った分だけでも随分と在庫が貯まってしまった。
100以上はある
この丸太の輪切りは椅子として庭に置くのに丁度良いらしく、譲ってくれという方が稀にいる。1~2年も経つと周囲の皮も剥がれ風合いが良くなってくるのでお勧め品だ。

世間にいかほどの需要があるかは分からぬが、これらを販売してみることにした。
玉川村駅前の通りに面した空き地に、これらの丸太(大・中・小の見本)を並べて「丸太販売 300円均一」との看板を出した。金銭的期待は到底できないが、処分する手間が減るだけでも有り難いし、必要とする人に渡り役立つのであればいうことは無い。山に転がしておくだけよりもずっと良い。
サンプルの丸太を並べ、案内板を立ててみた
(奥の三角屋根で白壁の建物がJR水郡線・玉川村駅舎)
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椅子や台、あるいは薪としての利用とは異なるが、この杉の丸太は中心部をくり抜き筒状にするとミツバチの「丸洞巣箱」として丁度よい。小生は数年前から少しずつ作っていて、いま我が家のミツバチ巣箱にはこのタイプの巣箱が7台ほどある。ミツバチは住み着いては居ないが、野外の風景に溶け込んでいて、Box型巣箱とはまた違った趣きがある。
ニホンミツバチは野生種であるので、このような自然界にある樹木の洞を好み、一般的なBox型巣箱よりも入居率は高いと言う人もいる(残念ながら、小生としては実感はない)。

これを作りたい・欲しいとしても、材料としての適当な太さの丸太、それも短い輪切りのものは一般的には入手は困難に違いない。制作するにはチェーンソーが必要だし、使い慣れていないと危険だ。ミツバチ愛好家は数多くいても、この丸太型の「丸洞巣箱」を自ら作っている人はまたまだ少数だろう。このタイプの巣箱が(素材の丸太であっても、完成品であっても)欲しいものの入手チャンスが無く諦めているミツバチ愛好家もきっといるに違いない。蜂球を作らせる板に張る杉皮も毎年注文があるため、こちらも潜在ニーズは一定数あると考えた。ミツバチ愛好家のひとりの小生として、豊富な材料を持て余しているのであり、かかるニーズに応えて差し上げる意義はあろう。

ということで、今年からミツバチ巣箱用の「丸洞」、あるいは「丸洞型巣箱」を作ってお分けすることにした。受注生産的なものになるが、来年の分蜂シーズンまでにはだいぶ時間があるのでご希望には添えるのではないかと思う。無論、丸太そのままのニーズにも応える。
一昨年作った丸洞巣箱はこんな感じ
上2段が洞になっている
昭和中ごろまではスギ・ヒノキなどの山林資源は大きな価値を持ち、財産となりえた。里山の雑木でも貴重な燃料としての利用価値が十分にあった。世の中みんなが山を大切に扱い、恩恵に浴しつつ依存してきた。いまはそんな時代ではなく、かえって負の資産扱いされるような山林になってしまっている。時代の流れであり、致し方ない。とは言えだ、この無価値同然のスギ丸太に、せめてもの存在価値を認めてやりたい。その一心だ。

このくり抜き丸太等にご関心ある方は、お気軽に以下までご連絡を。
hitachi-satoyama-farm@live.jp      まで

1 件のコメント:

  1. ミツバチの捕獲に失敗していますが、丸洞を欲しくても中々手に入りません。材種はお任せいたしますがお幾らで譲っていただけるでしょうか?送料もありますので支払い条件などもお知らせ頂ければ幸いです。

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