2016年6月9日木曜日

アオハダ

我が家のすぐ側の山に『アオハダ』という樹が2本ある。
それらは樹高が10m以上あり、枝は四方に広がっている。それぞれ根元の樹径が20cm以上にもなっている大木である。この樹は5月半ばに小さな花を付ける。
アオハダの花
上の写真のように、花といっても小さな粒状であり、色も葉と同じような感じであるので、パッと見たところ、よくわからない。花は樹全体の枝に咲くが、近くで見てもそれと分からないほどだから、まして遠目に見てはまったく花が咲いているなどとは分からない。
                                          
なぜ今頃この花の話題か。
実はいままで樹の名前が分からず、ずっとモヤモヤしていたが、先日判明してスッキリしたためだ。
この花はミツバチが大変好む花なのである。花の最盛期(5月半ば)には樹全体をおびただしいミツバチが飛び交い、羽音で花が咲いているのを意識する樹だ。
樹が大きく花の数がとにかく多い。屋敷内で飼育中の6群の巣箱からも近い。ミツバチにとっては嬉しい蜜源になっている。
  我が家の山のアオハダに群がるミツバチ  →  Youtube

いろいろなキーでネット検索して調べてきたがこの樹に辿り着けずにいたが、先日図書館の分厚い樹木図鑑をめくってやっとこの花・葉の写真に出会った。おそらく間違いないと思う。
よくもまあ伐採されずに残ったものだ。今となってはご先祖様に感謝だ。大切にしよう。
                                          
近くの山の中には、このような花が咲いて蜜源・花粉源となっている樹木はまだまだあるはずで、ミツバチが棲息するに十分な環境がこの一帯には揃っているということになる。
もっと飼育数は増やせるな・・などとひとりごち。
『玉川里山はちみつ』にはこの樹の蜜・花粉も確実に混じっている。

この地域の里山の豊かさをつくづく実感している。

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