2019年4月29日月曜日

新緑から深緑へ

GW前に降る雨は、里山の新緑を一層濃くし輝かせる。
この雨はまた、田畑の百穀を潤し発芽を促す、農作業にとっては大切な大切な雨でもある。
今年は程よく雨が降ってくれて、どうやら水不足は心配なさそうだ。
おかげで田植えの準備が進む。
苗を植えられるよう田んぼの土をトロトロ状態にする作業を「代掻き」と呼ぶ。
当地では今が盛りである(既に田植えまで済んでいるところもある)。
既に代掻きが済んだ他所の田んぼは水面がキラキラと輝いてい眩しい。

我が家の田んぼも水をたっぷりと湛えて、代掻きを待つ。


ちょっと肌寒い今日だが、見上げる青空に山々の深緑が映える昭和の日である。

2019年4月23日火曜日

レンゲ開花

レンゲが咲き始まって風景に彩りを添えている。
巣箱近くの空き地にもレンゲの種を撒いた。
思いのほかたくさん綺麗に咲き揃った。
レンゲとミツバチ巣箱(写真右側)の取り合わせは実に良いものだ

まだ今は菜の花が主役で真っ盛りだ。とにかく黄色が鮮やかで目立つ。
だがレンゲもじわり存在感を増しつつある。

いずこを見回しても周囲は春の花で溢れかえっていて花園。我々の目を楽しませてくれている。いやそれ以上に、ミツバチたちにとっては一年で一番の楽園であろう。

2019年4月11日木曜日

里山の彩 ~プチ花見山

当地のソメイヨシノやピンクの陽光桜は今が満開だ。レンギョウの黄色も満開でいちばん美しい時だ。



震災の年から山を整備しだして、丸八年。
長い間、雑木林で鬱蒼としていた山が、この写真のように色とりどりの花が映える山に姿を変えた。桜はソメイヨシノ・陽光桜・枝垂れ桜が競い合っている。地面には水仙、ムスカリなどが列をなしている。どれもこれも見事だ。まだこれだけでしかないが、ちょっとした福島市の「花見山公園」のミニチュア版であろう。来年には一般の花見のお客さまを呼んでもよいかもしれぬ。

これから整備が進んだ山上に向かって、どんどん桜・桃・つつじなどを植えてゆく予定だ。来年にはもっと素晴らしい眺めになっているはず。
少しずつでしかないが、山全体を花でいっぱいにしてゆく作業は楽しい。

花をたくさん咲かせることは我々の目を楽しませるのはもちろんだが、同時にこれはミツバチのためでもある。

2019年3月24日日曜日

女王蜂の姿

ミツバチ巣箱の中の様子を確認した。
この巣箱は巣枠式なので、枠を取り出して容易に観察することができる。

ニホンミツバチは一般には重箱式巣箱での飼育が主なので、構造上、女王蜂の姿を確認することはなかなか難しい。我が家でもこうやって女王蜂が見られるのはこの一箱ある巣枠式巣箱だけだ。

今日は女王蜂がウロウロしているところを写真に収めることができた(赤丸が女王蜂)。
他の働きバチより一回り大きく、胴の部分が長くて黒いのですぐに見つけられる。
女王蜂の役割は産卵だけ。今は来月にあるであろう巣分かれ(分蜂)に向けて、産卵を続けている最中のはずだ。サクラが散ってほどなくしたら巣分かれの時期。

2019年3月19日火曜日

サンシュユの不思議なチカラ

鮮やかな黄色でカワイイ「山茱萸(さんしゅゆ)」の花。

今頃の花は、なんだか黄色い花が多いような気がする。
黄色は元気が出る色。これから始まる季節の躍動の予感がして好きだ。


ところで、このサンシュユ。意外な性質がある。
温めた牛乳にこの木の枝を数本差し込んで、保温して一晩置くと、ヨーグルトができる(wikipedia)らしい。
わざわざ試そうとは思わないが、ネット上では実際に試しているひとも多いらしく、画像をアップしている(実際に食したかどうかは分からないが)。

2019年3月14日木曜日

シイタケ 菌植え付け

今年は作業がやや遅くなったが、シイタケの菌(種駒)を原木に打ち込んだ。

例年通り、一箱800個入りの「森290号」である。
原木とした木は、栗とコナラとヤマザクラ。昨年の晩秋に倒しておいた木を玉切りし、太い原木、細い原木、合わせて50本に打ち込んだ。

駒打ち後は散水しシートを被せ、「仮伏せ」と呼ばれるシイタケ菌を原木にいきわたらせる状態にした。梅雨明けの頃に日陰のシイタケ圃場に移動して並べる予定だ。今回作業した原木からシイタケが生えるのは、一年半後の来年秋。肉厚の「どんこ」、いや、やはり一番は「こうこ」かな、を食べるのが何よりの楽しみだ。

2019年3月1日金曜日

レンゲ畑

去年の9月はじめ、休耕している畑と田んぼにレンゲの種を撒いた。
蜜源を増やすためのレンゲ種まきは、何度か試してきたがなかなかまとまった株が生えず、見るも無残な貧相なものでしかなかった。

今回は根粒菌を大量に使い、種にしっかりと塗してから、これでもかというくらいに畑と田んぼに撒いてみた。
その後、大雨で覆土とともに発芽前の種が流されたりして心配したものの、どうにか発芽にこぎつけた。遠くから見てもそこだけこんもりとした緑の帯が確認できるほど生え揃った。

開花が待ち遠しい。ミツバチたちはまだこの事実に気付いていないだろうが。。

ただ気がかりなこともある。害獣イノシシは容赦なく畑や田んぼを荒らしまくるのである。悲惨な畑にいつ変わり果てるか分からない。ヤツラの悪行には怒り心頭である。

かような「意地やげっちゃう」ことも多かったりするが、満開のレンゲ畑に飛び交うミツバチたちを見て和んだりと、あんなこんなをすべて含めての楽しい田舎生活である。